個人的な評価★★★★★★☆
客観的な価値★★★★★☆☆
イタリアのPOLITOYS製 1969年発売ではないかと思われます。
ハービーは1968年公開のアメリカ映画「ラブ・バッグ」(1969年全米興行収入No.1)に登場する「意思」を持ったワーゲンです。
昔のワーゲンのミニカーには「53」のゼッケン番号が入ったものが数多いですが、その元になっているのがこの映画になります。
ちなみに私はこの映画を大人になってから一回も観ていません。
子供の頃に金曜ロードショーなどで観た可能性はありますが、内容なんか全く覚えていませんよ。
だけど「意思を持った車」というのが何ともいいですね。
日本流に言えば九十九神(つくもがみ)といったところでしょうか。
私の中ではナイトライダーのK.I.T.T.(Knight Industries Two Thousand)以降は人と対話する機械というのは大抵は人工知能であって超自然的な何かではないような気がします。
まあ、その方がリアリティがあるということなんでしょうね。
「ラブ・バッグ」はディズニー映画ですから、最近よくあるパターンでCGアニメで新作映画として帰ってくることもあるかもしれません。
でも、なんだかその際にはAIという扱いになってしまっている気がするんですよね・・・
シンギュラリティ―をテーマにした、ライバルAIまで登場するなにやらものすごい深いテーマのものが出来上がりそうで怖いですね。
ああ、だけど、そうなると商業的な理由でワーゲン以外が主人公になってしまう可能性もありますね。個人的にはそっちの方が怖いかも。
さて、このハービー君、主人公と一緒にレースに出場して勝利を重ねてゆくのですが、最後にライバルの妨害を受けて前後に真っ二つになってしまいます。
なんとそれをギミックとして再現してしまったのがこのミニカーなのです!!!
車体側面のスイッチを押すと、折りたたみ傘のような手ごたえで「カシャ」っと車体が割れます。(よくよく考えるとひどい仕掛けですよね)
その造形はなかなかに愛嬌があり、また、ギミックも子供ウケがよかったのか、今ではきれいな現存個体が非常に少ない貴重な1台になります。
ちなみに車体裏の文字をGOOGLE翻訳で伊→日の直訳変換すると、
「IL MAGGIOLINO TUTTO MATTO」
(とてもクレイジーなカブトムシ)
なんですよ。
(;^ω^)






