前記事では、カラー原画を見ながら、主な登場人物に対する思いを交えつつ、振り返りました。
さて、今回はモノクロな原稿原画を見ながら、
ストーリーや作画技術などを振り返っていきます。(※ネタバレ注意)
25年前は、まだ手書きの時代。
(和月先生も今はデジタルで、デジタル画は何回も修正が簡単に可能なので、最初は手のやめどころにとまどったらしいですw)
※原作ストーリー順ではありません。
たくさん撮ったので、撮った順に載せていきますw
※一部を抜粋していきます
蒼紫(あおし)との決闘シーン↓
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/c9/5f/j/o1080101914927768292.jpg?caw=800)
↓蒼紫を目覚め(改心)させようと…
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/1f/0e/j/o1077108014927768305.jpg?caw=800)
語りかけながら回りくどく戦う剣心。
修正液を使用したり、
鉛筆書きがあったり、
アナログな原画を感じ取れる展示となっています。
こちらも、鉛筆書きの台詞メモが垣間見れる。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/40/f0/j/o0770108014927768329.jpg?caw=800)
↑鎌足(かまたり)と薫(かおる)の決闘シーン
しかし、竹刀での道場試合とは訳の違う、
死と常に隣り合わせな実戦です。
ここのシーンは、実戦経験の少ない(ほぼ無い)であろう薫が、歯を食いしばり、己の持てる力を出し切って戦うシーンでした。
竹刀も破壊され、武器が無い中、苦肉の策で出た膝つぶし!
(竹刀の破片を武器にしたのです!!!)
薫は勝てるのか?と、当時ドキドキしながら読んだシーンの一つです。
和月先生の戦闘シーンは、本当に実戦の様な技もあり、リアリティーがすごいです。
そして、絵がとにかく見やすい!!!
(『○魂』の原作の戦闘シーンは、ちょっと何がなんだかわからなかったから、読み進めれなかった私ですw)
背のでかい比留間(ひるま)兄と、背の小さい剣心の決闘シーン↓
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/68/d3/j/o1080108014927768345.jpg?caw=800)
↑剣心はこうしてみると、女性のような体格。
剣心の容姿のモチーフは歴史上実在した『河上彦斎(げんさい)』で、幕末四大人斬りの1人である。身長150㎝だったそうな![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
↓15歳くらいの剣心(人斬りになる前の剣心)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/41/f9/j/o0789108014927768356.jpg?caw=800)
師匠と喧嘩別れし、時代を変えるため、影の人斬りとして桂小五郎に仕え始める、重要なシーン。
まだ、頬の十時傷は無い。
余談ですが…
剣心は10歳で師匠に出会い、修行をして4、5年で飛天御剣流をほぼ自分のものにしているのだから…やっぱり天才肌なんだなぁ。。。(@_@;)スゲェ。。
今で言うショタキャラですw
和服なのに、襟シャツという近代的な組み合わせの坊やw
当時、宗次郎も好きでした![デレデレ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/047.png)
![デレデレ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/047.png)
中学時代、美術の時間にテーマが自由だった時、私は宗次郎を模写しましたw
それくらい、好きだったのです。
↓弥彦が剣心の背中を目指して目覚める瞬間![メラメラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/037.gif)
![メラメラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/037.gif)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/cc/8d/j/o0786108014927768383.jpg?caw=800)
弥彦は、幾つもの自分の限界を、
剣心目指して超えたい一心で、超えてきたのであります。
弥彦の強い闘志が、剣気に変わり、目の前の葉っぱが自然と粉砕する![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
(こうやって目に見えないものを表現する漫画の世界!)
ちなみに、剣心の後ろ姿(弥彦の頭の中の剣心)は、薄〜い紙をかぶせて、濃さを薄めて表現していますね。
今の時代ならデジタルだから、濃度すぐ変えれるけれど、手書き時代ならでわの工夫が、原画には色々詰まっている。
↓蒼紫と翁の戦闘シーン
美しい、攻撃線とでも言うべきか…
↓よく見ると…修正液を散らして表現している
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/3d/81/j/o1080108014927768391.jpg?caw=800)
打撃を受けまくる迫力ある戦闘シーン!
これ、手書きですよ![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
デジタルじゃないですよ![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
※定規的な何かしらの物は使っているとはいえ、美しい線ですよね。
和月先生は、本当に戦闘シーンの画力の迫力が
すごいのであります!!!![ニヒヒ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/044.png)
![ニヒヒ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/044.png)
↓剣心と蒼紫の戦闘シーン
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/81/47/j/o1080087614927768420.jpg?caw=800)
剣心の必殺奥義を受けて、
見事にやられて宙に舞うこの描写![ドンッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/280.gif)
![ドンッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/280.gif)
![ドンッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/280.gif)
![ドンッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/280.gif)
![ドンッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/280.gif)
![ドンッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/280.gif)
打撃を受けて散る衣服が放射状に描かれているため、迫力がすごい!!!
ちなみに、左右のページ枠を繋げて、一枚の場面にしているので、読んでいてもかなり目に焼き付くシーン。
↓アナログならではの技法!!
※佐之助と安慈(あんじ)の決闘シーン
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/2f/40/j/o1080108014927768434.jpg?caw=800)
手前の安慈の左腕と体の衝撃を見事に表現している![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
薄い紙に同じ絵をコピーして、ズラして貼り付けているような感じです。
こうやって作っていたんですね、昔は。
あぁぁ、これもデジタルなら、コピーペーストチョチョイのちょいなのに…w
↓比古(ひこ)師匠と不ニ(ふじ)の決闘シーン
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210417/16/uemu222/04/9c/j/o1080108014927768453.jpg?caw=800)
ここも、修正液を散らして表現しつつ、
九頭龍閃を放つ師匠の迫力を描いています。
※九頭龍閃とは、神速に突進しつつ、一度に9つの急所を攻撃する技
ちなみに、師匠の得意技は九頭龍閃である。
師匠は高身長で超マッチョなので、己の筋力と重力を生かした突進型が適しているのだ。
(そう考えると、剣心は軽すぎて九頭龍、あんま向かないかもね(^_^;))
※剣心が薫の道場に住み着くきっかけになるセリフ
当時は薫が恋のライバルでしたがw
今は、薫を認めておりますよ。
剣心と薫はお似合いであります![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
私も大人になったなぁw
というかババアになったw
たらたら…
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
この記事シリーズは、まだまだ続きます🐾
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
〜おまけのプチるろ剣話〜
今回も、歌を紹介していくお![デレデレ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/047.png)
![デレデレ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/047.png)
薫と剣心のデュエット曲です!
この頃は、まだ、この2人どうなるの
という感じの雰囲気でした。初々しい2人の爽やかなデュエットソング![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![はてなマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
https://nico.ms/sm5107607?ref=other_cap_off ※ニコニコ動画なので、画面がうるさいですがwww
でも通には、読んでると面白かったりします。
ほのぼのとした可愛らしい2人の歌が、明治時代の平和な時を思い起こさせます。
身長差3cmの可愛いカップルです。
歳の差10数歳は置いとこう…w
人斬り時代に、めちゃくちゃ人を斬り、
心の中に闇を作り…
巴の一件もあり…
そんな剣心が、ようやく辿り着いた安息の地。
それが、薫(かおる)です。
剣心は、長閑な平和が、実はとても好きなんですね〜![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
うふふふ。かわらわらわら…
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![ニヒヒ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/044.png)
余談ですが、和月先生の奥さんも薫というお名前です。これは…偶然なのか
だれか、教えてくれ〜w
![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)