「あん…らめぇ…♡」
何やらいかがわしい声が部屋の中から聞こえてくる。
太陽が徐々に西に沈んでいき少しオレンジがかった光が廊下に差し込んでいる。
放課後、誰もいない教室。先生もほとんど帰ってしまって校舎は静まり帰っている。
そう「何か」するにはうってつけなのである。しかもここは本校舎から離れた特別棟。
なぜ、そんな場所に僕がいるかというとここはいつもの集合場所なのである。
先客がいたことに気づくと俺はその場を後にしようとした。
しかし、好奇心が邪魔をした。
こんな学校でこんなことをするなんてなんかのドラマみたい。
なんて妄想をしつつ足はいかがわしい声がする教室の前まで歩み寄っていた。
ごくりと唾を飲む音が自分でも聞こえた。
少しだけ…とゆっくり気づかれないように戸をあける…
二つの影が見えた。二つの影は重なり合うように動いている。
やべえ…こんなん見るの初めてだ…明日武田にも教えてやろう。
逆光で顔まではわからなかったが二人がどんなことをしているかは容易にわかる。
その時太陽を雲が覆い隠した。そして、二人の恍惚の表情がゆっくり見えていった…