高齢者の筋肉量を初調査

『65歳以上の「低栄養傾向」(BMI20以下)は、男性が12.5%、女性が19.6%。この10年で「いずれも有意な増減はみられない」としており、高齢者の低栄養問題が改善されていない実態が浮き彫りになった。80歳以上は男女とも約2割が低栄養傾向にあった。』


厚生労働省は11日、2017年の「国民健康・栄養調査」の結果を発表。

依然としてカルシウム不足の状況にあることがわかった。

調査は昨年11月に実施、栄養摂取状況の調査実施世帯数は約3,000。今回は毎年実施している項目に加えて、「高齢者の健康・生活習慣の状況」を重点項目とし、高齢者の筋肉量等を初めて調査した。

食物繊維、「目標量」遠く

20歳以上の栄養摂取状況(1日当たり平均値)をみると、カルシウムは男女とも全年代で食事摂取基準の「推奨量」を下回った(左下表)。ビタミンCも不足が目立ち、20~40代は「推奨量」の8割未満となっている。

男性20~60代で「目標量」が20g以上となっている食物繊維の摂取量は、20~50代で15gを下回っており、成人で最も少ない20代は12.8gだった。女性の食物繊維「目標量」は20~60代で18g以上。摂取量は、20代が11.8g、30代が12.5g、40代が13.0g、50代が14.3g、60代が16.5gだった。

身体状況等の調査では、肥満者の割合は男性が30.7%、女性が21.9%で、この10年間大きな変化はない。「やせ」は男性が4.0%、女性が10.3%で、20代女性は21.7%に上っている。「糖尿病が強く疑われる者」は、男性が18.1%、女性が10.5%だった。