こんなコーナーあったよね
最近、自分の持続性の無さに嫌気がさしてます。
性格なんでしょうけど、ちょっとずつ変えて行かなきゃなー
そーいうことで、今回のおすすめ本。
ぼくの大好きな赤瀬川原平さんです。
世の中にたくさんある物はそれぞれ価値をもって生まれたのでしょうけど、その価値は本質以外にもあるんです。
その本質以外の価値をどれだけユーモラスにナンセンスに見いだせるかで、その人の知識、経験、そしてセンスがわかる様な気がします。
きっとこの写真集はわからん人には何にも心に響く物が無いと思われます。
ただ、こころにちょっとでも好奇心があって、遊び心のある人にはたまらん一冊になっておりますよ。
赤瀬川さんは多岐にわたる活躍ををされていますが、ぼくは特に写真が好きです。
すごい写真家は沢山いますけど、だれもが見逃すような小さな奇跡を撮らせたらピカイチ(古い?)です
トマソンや路上観察学会の有名どころの本もすごく好きなんですが、特にこの本が好きです。
写真に添えられた文章と照らし合わせて読むタイプなんですが、その文章も皆まで言わない感じがいい。
自分の想像力がここまで豊かだったらなーと嫉妬さえします。
ーオチー
自分も一時期赤瀬川さんに影響を受けて写真をはじめようとして、何故か写るんですを買って、ばしばし撮っていい気になって現像したら、半分以上写真に自分の指が入っていて才能以前の問題に叩きのめされて、それ以来写真は撮ってません。
ぼくは喫茶店やカフェに正解はないと思っています。
いまでも強く。
でも、もしそれに正解で丸を付ける事があるとしたら、ぼくは間違いなくこの店を挙げると思います。
そのお店の名前は ね じ ま き 雲
場所は東京の青梅にあります。
このブログで他のお店の事を書くのははじめてです。
それほどまでに心を動かされ、自分好みのお店でした。
このお店の存在を知ったのは数年前。
ふらっとねじまき雲のオーナーさんがわじあじあに遊びにきてくれました。
そして、なにやらうちのお店がツボだったらしく感動して下さったのを覚えています。
うちのお店に感動する人はほとんどの確率でかなりマニアックでいい意味で変わり者が多いんです。
だから、きっとこの方のお店も個性的でいい感じなんだろうなぁと。
行ってみたいとは思いつつ、青梅というまったく未知の土地に重い腰が上がらず月日は流れ・・
そして、最近本屋さんでなにげに立ち読みしてたら、そのカフェが特集されてるではないですか!
しかも東京のカフェ特集みたいな本のトップバッターを。
興味津々ふむふむと拝見。
そしてすぐに読むのをやめました。
それはもう見た瞬間行こうときめてしまうくらい素敵な店内の写真がバーンと。
こういうとき、自分は写真や文章をあてにしたくないから、とにかく自分の目で確かめたくなるんです。
そうとなったら腰は軽い(笑)
そして昨日。
やっぱり百聞は一見にしかず。
それはそれは見事な空間でした。
その空間を引き締めているのは、コーヒーに懸けるなみなみならぬ情熱と数々の知り合いのアーティストの作品からでるオーラ。
そして古物と振り子時計のカチカチと言う音。
それらがオーナーさんの見事なバランス感覚で調理されていました。
こんなお店が青梅という土地にあるというのもまた良いバランス。
また必ず訪れようと心から思える。
近くになくとも、こんなコーヒー屋が存在しているという事実。
うすっぺらな安っぽいところが一点も無い。
こんな素敵なお店をひらいてくれて、本当にありがとう。
ねじさん。
もちろんコーヒーの味は言うまでもありません。


