ユニクロが今月10月、マンハッタンに2店舗オープン予定です。10月14日に5番街店（53ストリートの5番街）、10月21日34ストリート店（34ストリートの5番と6番街の間）。2006年にNY第一号店としてSOHO店をオープンして以来、5年ぶりのニューヨークでの出店です。

下の写真は、オープンに向けて準備中の5番街店。グローバル・フラグシップ店として最大の売り場面積を誇るそう。

ユニクロのキャッチコピーは＜MADE FOR ALL＞。多国籍国家の米国にぴったりのキャッチコピーだと思います。実際、人種と老若男女問わず、ユニクロはニューヨークで人気です。

さて、この2店舗オープンに向けて行われている広告ですが、その数がはんぱないです。私はNYに住んでもうすぐ丸５年になりますが、これまで見た広告の中でユニクロの広告規模は最大です。

オキュパイ・ニューヨーク状態！

もう柳井さんの米国展開にかける熱い意気込みを感じずにはいられません！

広告は、私が見た限り、NYCの交通機関のありとあらゆる箇所に張り出されています。例えば、地下鉄のホーム、地下鉄構内、地下鉄改札、地下鉄車内、バス車体、バス停、路面ニューススタンド、5番街と6番街の道路わきの旗、ゴミ箱、等。

さらに、6番街のバンクオブアメリカのビルの前で、（米国で一度も見たことがなかった）ティッシュ配りも行っていました。

今年、5月に『ジャッヂメント・デイ』、人類最後の日を予想した元MTA社員のロベルト・フィッツパトリックさんが、MTAの退職金（$140,000、約1千万円）をはたいて、『ジャッヂメント・デイ』の広告を町中に出していました。今回のユニクロの広告は、感覚的にロベルトさんの自腹広告の10倍ぐらいの規模なので、広告費用として1億円ぐらい投入してそう。

今後のユニクロの米国展開ですが、2020年までに全米で200店舗以上、25,000から35,000人雇用、売上10億ドルを目標に掲げています。今回の5番街店だけで、1,100人雇用予定とのこと。

米国展開について、ユニクロのCOO　Yasunobu KyogokuさんのCNBCでのインタビューコメント

「ユニクロは失われた20年で成長してきました。米国展開には自信があります」

動画：http://video.cnbc.com/gallery/?video=3000045132

確かにそうですね。ユニクロには頑張ってもらいたいです。

以下、ユニクロの広告

6番街の旗

グランドセントラル駅の改札。

グランドセントラル駅構内。さまざまな顧客の写真とコメント載せたポスター。

ファストファッション（ZARA、H&M、Foever21、GAP等）の中で、GAPがユニクロとコンセプトが被るので、ユニクロはGAPのシャアを奪って行きそう。GAP大丈夫かな。。。

ユニクロのマンハッタン新店舗オープン広告が凄すぎる！