とある雑誌の2010年特集のAsia欄に、「日本が財政ブラックホールから抜け出すために、もっと子供を生もう！」と書かれていました。なんでも2010年に日本の45歳未満人口とそれ以上が、ほぼ同じになるとのこと。

http://www.economist.com/theworldin/displayStory.cfm?story_id=14742396&d=2010

財政ブラックホールというと、社会保障問題。特に年金は、今すぐに改革に着手しないといけない気がします。というのも、第二次ベビーブーム世代の年金受給時期が迫ってくると改革に反対する意見が増えて、今以上に改革が進まなさそう。

以前『Changeと少子化対策』2009-01-23 02:58:17 で書きましたが、そもそも20から49歳の有権者が、有権者全体の過半数に達していません。少子化対策と併せて、投票時間の見直し、投票所の増設、ネット投票も若手の投票をアップさせるためには、有効かと思います。しかし、リタイア世代が増加し、若手現役世代が少なくなると、数で勝るリタイア世代が有利になってしまいます。そうすると、将来を見据えた発展的決断をするために、リタイア世代の１票と若手の１票を同等にカウントすべきなのでしょうか？

若手の１票は１票でなく、理想的な有権者数になるような比率を考えた方が良いような。そういう研究してる人、いないのでしょうかね。。。

＜参考＞2010年の日本と米国の予想人口

データ抽出：http://esa.un.org/unpp/index.asp?panel=2

（１）人口比較

米国の人口３億人を、日本の人口と同等になるよう縮小してみました。

日本の少子化が如何に進んでいるか分かります。

（２）人口数

・0歳から44歳と45歳以上。

エコノミスト誌が言うように、日本は45歳未満と45歳以上が、ほぼ同じ。

・若手有権者20歳から49歳と50歳以上。

日本は若手人口比率が47.2%で、米国より約10%少ない。そこで、『調整日本』欄にて若手比率を米国と同じになるようにの人口を調整してみました。←勝手に

（単位千）

『調整日本』20-49歳人口と2010年20-49歳人口の比、1,47%。

（３）20-49歳人口調整

若手調整比率1,47%を人口グラフに当て込んでみました。

Bring on the new generationと理想的な若手票