この世界で出逢ってくれた人たちへ



「自分がこわいんです。

また、同じことをしたらどうしようって。」


いつもは、明るくて陽気なクラスの
ムードメーカー


そんな君が、まるで別人のように
うなだれて、泣きじゃくっていた。


「つらかったんだね。


今でも、思い出すと


苦しくなっちゃうんだね。


あの時と同じに


なっちゃうんじゃないかって、


自分をおさえられなくなったら…って、


こわくなっちゃうんだね。」



黙ってうなずく君。



普段は、



おしゃべりで好きなアイドルの



話になると止まらなくなるくらい。



あの時は、自分の気持ちを



うまく伝えられずに、   


ついつい感情的になってしまったんだね。



仕方なかったんだよ。



自分を守るために



あの時は、そうしてしまった。



仕方なかったんだよ。



もうあの時の自分を


許してあげようよ。



思い出す度、



自分のことずっと 



責めてきたんだね。



許してあげようよ。



もう、許してあげていいと思うよ。



そして、


今の君は、


あの時の君とは違うから


だいじょうぶだよ。



今の君は、


あの時と同じ気持ちになっても


だいじょうぶ。


自分の気持ちを伝えられる言葉もあるし



傷つけたくない大切な友達もいる。



だから、



だいじょうぶ。




万が一、そうなったとしたら




止めてあげるから、




もう、だいじょうぶだよ。





今の君は、そうならない。



だいじょうぶだよ。









78億分の一の奇跡のような出逢いに


心から感謝して


出逢ってくれてありがとう