光として生まれ愛されてきた大好きなあなたへ


 「  どうして   素直に ついて
       いくんですかね?


     私だと 動いてくれないんですよ!
     だから 背中を 無理やり 押すんですよ!  」


  担当が お休みなため


  代わりに 交代で



  その女の子のトイレと 
  着替えのお手伝いに 入っていました



  私と女の子が廊下を
  歩いている姿を 見て

  隣のクラスの職員が
  そう 不思議そうに 
  言いました



  高校生の その女の子は
  体格がよくて 

   力で 
  なんとかしようとしても
  とても 大変なんです




  彼女は
  発音は はっきり しないけど

  どきどき、私達が分かる言葉を 
   話してくれます



   そして 
   職員に

 「  . ~しよう  」って言われると

   はっきり
 「  やだ! 」そう言って

    動かなくなって しまうんです





  

  どうして 私だと動いてくれるのか

  「  先を 歩いているからかなぁ   」

  そう 答えましたが


 うまくかかわれずに
  悩んでいる職員に

  ヒントとなることを
  うまく 伝えられずに いました



  ふと
  気づきました!


  私は
  今までのかかわりの中で

  彼女の 言い分を  聞いているからだ!




  それは トイレに 関することが
   多かったのですが




   彼女は 

   「  トイレ いく  !   」


   そう言うことが 多いんです


  でも そのトイレは


  トイレが 間に合わない時の

  パットのずれを
  直してもらいたかったり


  蒸れが いやだったり


  あせもが かゆかったり



  そのための  トイレ  なんです




  トイレに 行って



  「   冷たい手で ごめんね
         失礼します
        ちょっと パットの 様子 見せてね  」


    そう言って パットを 少し
    入れ直すことを  
    何度もしていたから!


   そう気づきました!



   どうしても 時間に 終われると



   そういう姿に



    「  おしっこ だったら ちゃんと
           しゃがんで ほら!   えー‼️    出ないの?
           じゃあ行くよ!  ほら、いそいで!」



    そんな やりとりを
     ついしてしまいがちです




   その気持ちも すごく分かります!




   特に ゆったりな 動きのお子さんには

   そうイライラしてしまうことも

   あること すごく分かります!





    「 いや!  」

    なんて、言われたら




    「  いや! じゃないの!
           ほら 早く! さっさと行くよ!  」



     そうやって 無理にでも
     背中を 押して 連れて行こうとして
     しまうと思います


    


    私も そういう経験が あるから
    よく 分かります!



    何度


     「   早く! 早く! 」


   子どもに 言ってしまった ことか…





  
   彼女が 教えてくれました!




    「   トイレ!  .」


   一度 その 訴えを 


   「  そうなんだね  」


  「  そっか、かゆいんだね!」

  「 そっか、このズレ 気になるよね  」 



   そう  受け止めること

   根本的な解決には  ならなくても
   
  一度は

  その思いを 手放してくれるんです!



  こちらが 「   早く!   」と

  せかせば せかすほど
  意地に なって  


   「   やだ!  」


   そんな風に より強く 抵抗してきます



  あぁ!



  自分の 中の 恐れも そうだった!


  なかったことに しようとすると


  余計 暴れだして


  「  そうだよね  」

  「  いやだったんだよね  」


  そう 一度 受け止めると


  その思いは 軽くなって
  消えてくれる…



  うわぁ!


  すごいことを 身を持って 教えてくれました!




   そして



  もう1つ



  彼女が

   私の話を 聞いてくれるわけ



  私は 彼女が 大好きなんです!



  意地に なって立ち止まる姿も

 「  いや! 」って言うお顔も

   普段 見せてくれる

  あいきょうたっぷりの笑顔も

  ぎこちないスキップも

   「  せんせい! 」


   私に気づくと かけてくれる声も




  全部  全部   大好き  !

   だから!





  自分の ことも  そうやって


  愛せたら


  どんな 思いも たとえ 暴れだしても


  「  わかったよ!  」



   そう言って  消えてくれる


  そう

  気づきました!



  また  大好きな 子どもたちから

  気づかせて もらいました!


  ありがとう!


  大好きだよ!