忘れられなかった過去 | ♡卯月花のブログ♡

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幼い頃からの想い出を縦糸に
道草しながら出逢った人や動物たちとの交流を横糸に
綴っていきたいと思います。
昭和の良き時代を生かされた事は
幸せだったとしみじみ感じます。








[猫ひより花だより]の

2015.08,22のアメンバー限定記事
「霊感? その3」は
「その1」から「その4」までの記事を
「その3」だけ後でアメンバー限定記事にしました。

私の友人の短大での同級生の
霊能者の主婦との出逢いを綴った記事です。

前半は省略して書き写します。


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色をなくした。
居場所のない闇の中の二年間。

そこを逃げ出しても
二年間を背負ったままの四年。

私には忘れられない過去があった。

職場での理不尽な無視とイジメ。



何故? 私?

イジメとは? イジメる側の気分次第?



それとも私が気付かずに彼女を傷付けた?

答えはなかった。

彼女は口をつぐんだまま。



あの夏の朝。

彼女は突然! 私の前で鬼になった。



一緒にドライブして語り合ったよね?

家に遊びに行ってアルバム見て笑った。



思い当たる切っ掛けはひとつ。



あの夏の朝の二日前。

みんなで馴染みの喫茶店でランチした。

アルバイトの女性が傍に来て

彼女の幼馴染で家も近所だったと

話して仕事に戻った。



翌日

私は一人で喫茶店にいた。

アルバイトの女性が傍に来て言った。

彼女の家が昔うどん屋だったと。

それだけ言った。



あの夏の朝。

おはよう。の後に聞いた。

昔おうどん屋さんしてたの?



彼女の顔が青ざめ

能面のように表情がなくなる。

黙って背中を向けて立ち去る。



その日から

彼女は私の前でだけ鬼になる。



同僚の耳元で

私がみんなの噂を流している。

上司が一人だけ無能な人間を

過大評価するのは如何なものか?



仕事の連絡が入らない。

一人置いてけぼり。

無視? イジメ?



私は逃げることを選んだ。



この色の消えた世界から

飛び出す。

自分らしい時間を取り戻す。



退職して帰ろうとする私の背中に

彼女は投げつけた。



他で私のこと喋ったら聞くんじゃないけん!



私は何をしたんだろう?



彼の家に招待されて

正直ゾッとした。



彼女の家の二軒隣だった。



無理! と帰ろうとする私に?

何故?

話さないと帰れない。



話を聞いて彼が教えてくれたこと。



彼女のお父さんが一人留守番していた

うどん屋に酒癖の悪い同僚が来て

悪態に腹を立てたお父さんが

包丁で刺し殺した。



彼女が中学を卒業する年だった。

彼女は市外の私立女子高校に進学する。



刑期を終えたお父さんは

外国航路の船乗りになり家に送金をした。

帰宅しても彼女は許さなかった。

汚い! あっち行って!

声が近所に聞こえ

お父さんに同情する人がいるくらい

事件前には真面目で優しい人だったそうです。



私のせいではなかった。

心に閉じ込めていた重いものが

スッとなくなった。



運命のほんの少しのほころびが

鬼を解き放しただけ。

やるせない現実だった。



鬼になった彼女だけが悪いんじゃないけど

今でも許せない私がいる。



彼女は私の時間を奪ったままだ。

彼女に私の時間を奪う権利はない。



猜疑心が人を鬼にする。



私がどこまで知ったのか?

誰かに喋ったのか?



誰にも言えない秘密を胸に秘めて

生きていたんですね。

自分の人生の一部を消して

生きていきたかったんですね。



誰の心にも鬼はいる。

人はいろんな顔で生きている。



私の心の重いものに気付いていた

親友の同級生は

私を開放するために彼に逢わせてくれた?



不思議なめぐり逢わせに感謝しなければ。





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何度か会ったことがある
親友の同級生に偶然めぐり逢いました。

親友からは霊能者とは
一言も聞いていませんでした。

その頃の私は結婚する気は少しもなくて
自宅の商売の暖簾をおろして
自宅を新築する間
借家に両親と三人で暮らしていました。

親友の同級生は
普通の主婦で居たい人でしたが
彼女を頼って他県からも相談者が来て
人助けのためにご除霊をしていました。

私が結婚せずに居るのは
今まで住んでいた先祖伝来の土地の
地縛霊が私を離さなかったためで
その土地のご除霊をすれば
三ヶ月以内に結婚する人との
出逢いがあると予言しました。

そして夫となる彼と出逢い
三ヶ月しないうちに
結婚を口にしていました。

これらのことは
「霊感!」の他の記事に綴っています。

この方との交流は
半年もないくらいの期間です。

でも不思議に
彼女の末っ子の女の子は
娘が工業高校に入学した時の
三年生の先輩で
一番娘を可愛がってくれた子でした。

卒業してから神戸に住む親友が
大学生の彼女との会話で知り
私の娘のこと?
って連絡をくれて
不思議なご縁に驚きました。

考えてみると?
私はあの方に珈琲一杯も
お礼したことがないのです。

そして
結婚するとは言いましたが
幸せになるとは
一言も言われていませんでした。

彼との結婚生活は
私には波瀾万丈のドラマのようなものでした。












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画像は pinteretより