⒏
⑴
うどん屋大将・清水
新人アルバイト・千葉
清水の妹・花梨
花梨の彼氏・森田
四名。
森田が職業YouTuberと知り、清水が激怒して
清水の彼女・澪が誰かから逃げるように店内に走り込んでくる。
大塚「健次さん、助けて!」
清水「どないしたんや!?」
大塚「アイドルデビューの話、嘘だったの!」
大塚「彼、私のいかがわしい映像を撮って売ろうとしていたの!」
⑵
澪を騙した松永が現れ、澪の腕を強引に掴もうとし、
清水が咄嗟に間に入り松永の手を払いのける。
清水「やめろ!」
松永「捨てられた女を守るとは、未練あんのか」
清水「たとえフラれても、見て見ぬフリはできん!」
松永「どかんかいっ!」
松永が清水を殴り倒す。
松永が澪を無理矢理連れていこうとすると、
清水「やめろ!」
松永「しつこい男やな」
松永がまた清水を殴り倒す。
⑶
松永「二度と減らず口たたかれへんようにしたる!」
松永が清水に更なる攻撃を加えようとした、その時、
警察官・朝地が現れる。
朝地「そこまでやっ!」
朝地「傷害の現行犯で逮捕する!」
朝地が松永を取り押さえる。
清水「なんでこのタイミングでやってきたんですか?」
朝地「YouTubeで見てました」
清水「えっ、YouTube?」
清水が辺りを見回す。
すると、森田が前に出てスマホをアピールし、
森田「生配信していました」
⑷
朝地が森田に対し、
朝地「僕の手柄、撮影してもらえます?」
朝地「今から犯人に手錠しますので」
森田「分かりました」
朝地「では、」
朝地はなぜか森田のカメラに向かって指を差し、熱演し始める。
朝地「おとなしくせえ!、現行犯逮捕や!」
朝地が熱演する間に松永が逃げる。
暫くして、松永が逃げたことに気付き、
朝地「待てっ!」
と、松永を追いかけていった。
事なきを得たところで森田が配信を止める。
⒐
⑴
澪が清水に謝る。
大塚「私が馬鹿だった」
大塚「アイドルデビューの話に騙されて、健次さんと別れるなんて…」
清水「ええんや」
清水「それより、澪ちゃんさえ良かったら、
大塚「許してくれるの?(涙)」
清水が頷く
様子を見ていた千葉が清水に対し、
千葉「大将、プライド無いんですか?」
清水「やかましい!」
千葉「一回捨てられてるのに」
清水「アイドルになりたくて、冷静さを失ってただけや」
千葉「そういうことにしておきましょう」
⑵
清水が花梨に対し、
清水「花梨の言うとおりやな」
清水「YouTuberにも良い人がいる。
清水が森田に対し、
清水「花梨のことをよろしくお願いします」
森田「ありがとうございます!」
花梨「お兄ちゃん、ありがとう」
花梨と森田の結婚が認められた。
⒑ 終
松永を逮捕し終えたのだろうか、警察官・朝地が再び現れる。
朝地「失礼します!」
朝地「
清水「名前は…?」
朝地「千葉公平です」
清水「えーっ!」
清水が千葉の方を振り向き、
清水「お前かいっ!!」
千葉はニッコリと微笑み、
千葉「どうも、すみませんでした」
清水「やかましいわっ!!」
清水が極悪YouTuber千葉を追いかけまわす中、幕が降りていった。
終
[雑感]
⒈
吉本新喜劇 新体制スタート
⑴
・吉本新喜劇セカンドシアターの立ち上げ
・GMが敷いた、『2ndシアター⇒祇園⇒NGK』ステップアップ式の新座長ロード
・4リーダー(=西梅田ボーイズ)週の消滅
・代わって、実力派中堅ベテラン座員さんが祇園花月公演を担当
(2ndシアターの若手座員さんが台頭するまで祇園花月を守る役目?)
等、是非はさておき、体制に明確な変化が見られ、諸々リセット感が強い今月。
スタート週の祇園花月公演は島田珠代さん・烏川耕一さんのお二人が担当で、
今までなら祇園花月を担当していたであろう清水さんが極新喜劇担
↑寛平さんの発言に沿うならば、
この中の座員さんから、または今後加わるまだ見ぬ新星から新座長が生まれるのでしょうか?
⑵
と、ここまで新体制の話をしておいてですが、
システムにばかり目を向けても本末転倒ですし、
私自身は吉本新喜劇の先々のことはあまり深く考えずに…
公演担当の清水さんに加え、出演者には千葉さんや森田さんの名前もあり
今この瞬間の公演として単純に楽しくなりそう
ついでに漫才劇場の今も知りたくなり、
気まぐれで観覧してみました。
⒉
ミニ新喜劇
シンプルなストーリーを少人数で演じ、緩い絡みで繋ぐ、
30分弱のミニ新喜劇。
胃もたれしなくて、これはこれで良いですね。
⒊
千葉公平さんの爆発力
若手漫才目当ての観客を相手に
様々な言動・表情で漫才に負けない笑いを生み続けた千葉さんが凄かったです。
千葉さんを徹底サポートし、
笑いをより大きくした清水けんじさんもお見事でした。
全4公演の一回目でしたが、
ふわついたスタートからあっという間に漫才劇場に馴染んだ印象でした。
⒋
久々の漫才劇場
⑴
『Why Do Fools Fall In Love』のハーモニー「♪ウーワー ウーワー」、
日本人英語の「レディース アンド ジェントルマン」「レディー、ゴー!」等、
良い意味で以前と何一つ変わっていない開幕で、すんなり公演に入れました
⑵
相変わらずの連日満席。
観客の平均年齢は20代半ばで、
吉本新喜劇イベントの中心客層とは一回りも二回りも年齢が違うと見え、
落ち着いた雰囲気の新喜劇公演とは対照的に、終始、凄い盛り上がりでした。
⑶
漫劇メンバーが東京進出で抜けても、次々と有望株が現れるのですから、
層が厚いですね。
寛平さんが定例会見で話した「面白い人が入ってきて、面白いことをする」
仕組みが出来上がっているのでしょうか。
⑷
漫才込みで考えた場合、価格に対する満足度が非常に高いと改めて感じました。
関西の劇場で一番満足感が得られる定期公演って、
やはり、この『よしもと漫才ライブ』なのかもしれませんね。
2022/04/09〜10
【吉本極新喜劇・清水けんじさん担当週】
『YouTuberに妹はやらん』 完