⒒
⑴
喫茶店から出てきた、あき恵。
浅「なんか、外が騒がしかったみたいやけど…?」
裕「『スパー、スパー』、言うてましたわ」
浅「あんた、大丈夫?」
⑵
アキコが帰ってきた。
役所に掛け合うも追い返されたようで、
建設反対は諦めた方が良いと、すっかり弱気。
また、帰る途中に『黒ポシェット』を広ったようで、
中には大金が入っていた。
何処かで見たことのある黒ポシェットだが…
⑶
白髪の老人、茂造(辻本茂雄)が登場。
バッグを蹴り飛ばす
瀧見がバッグを忘れたのは、物語上の伏線ではなく、
この時のため
裕「なんちゅうっ…なんちゅうジジイや!」
茂「…ワシ、1時間待っててん」
茂「スパッツ体操も袖から全部観てた」
茂「やっと、出てこられたと思ったら、裕に噛まれたー」
茂「『茂造ー』って、言いたかったのに」
茂造はバッグで裕を叩く
ア「お爺さん、ちょっとそれはやり過ぎでしょ〜!」
茂「すいません!」
ア「いいーよぉ~」
アキコが落し物(黒ポシェット)の件を伝えると、
感謝する、茂造。
⑷
アキコは、単3電池の『大口の取引先』が見つかったようで、
取引先に会いに行った。
(→実質的には、キャラチェンジの時間)
⑸
あき恵は、茂造の顔に見覚えがなく、
話を聞くと、遠出してきたらしい。
あき恵は、『奇跡の祠』の存在を茂造に教える。
⑹
その時、年老いた女性・ミドリ(若井みどり)が
祠にやってくる。
ミドリは、心臓病で倒れて以来、祠にお参りしているのだという。
⑺
茂造も、祠で願い事をする。
茂「屋台の大将が『なんちゅうジジイや!』を噛まずに言えますように」
裕「もう、噛みませんて」
茂「そこは『なんちゅうジジイや!』やろ」
⑻
あき恵は、茂造にもマンション建設反対に署名してほしいと、
喫茶店で話を聞いてもらうことにした。
⒓
⑴
裕がひとりで居るところに、
スーツ姿の男性・森田(森田展義)が登場。
森田は愛煙家のようで、
ライターを落とし、火が無く、イライラしている。
すると、どこかから、
?『元気を出して〜!』の声。
ダンス調の『ビビディ・バビディ・ブー』に合わせて、
チアキとチアダンサー達が登場。
妙なステップ(右膝だけリズム良く上げる)を踏みながら。
森田を囲んで、チアダンス。
チ「初めまして。『チアキ』って、いいます」
チ「『火が無い』ってことは、タバコを止める機会なのよ」
チ「タバコ一本で14分寿命が縮まるの」
等、詳しくデメリットを説く。
チ「今、止めれば、ディズニーランドに4回行けます」
チ「スーツも二着買えます」
チ「ダイエーにも行けます」
チ「イオンには行けません」
等、微妙なメリットを説く。
そして、また、『ビビディ・バビディ・ブー』に合わせて、
妙なステップで去っていく。
森「私~、タバコ、もう止めるでしょ~?」
裕「…知りません」
森「はぁい」
森「やめるんですね~」
森「あなたのラーメン店、美味しそうでしょ〜?」
裕「ほんま?」
森「さぁあ?」 ← 『はぁい』の言い方で。
僅かな出演場面ながら、場内は大喝采
⑵
子供達が、遠くへ引越しする友達のことを悲しんでいる。
チ「元気を出して〜!」
『ビビディ・バビディ・ブー』の音楽に乗せ、
妙なステップでやってくる、チアキ達。
チ「私の時代は、黒電話と茶封筒の時代…」
チ「今はSNSがあるじゃない」
裕「…あの人、だいぶ、歳いってるんやな。(苦笑)」
チ「私、19歳だから」
チ「…(チアメンバー)全員、19歳」
裕「…だいぶ無理あるぞ。(苦笑)」
励まされた子供達はブレイクダンスを始める。
モータルコンバットチームの子供達らしく、
凄いキレ。
中でも、女の子がその場で前転を繰り返す、最後のダンスに
会場中がどよめいた
チアキ達は、妙なステップで帰っていった。
裕「だいぶ元気になったわ」
⑶
チアダンス部員のあかね(近大生)と景子(松浦景子)が登場。
あかねの左足はギプスで固定され、松葉杖を突いている。
祠にお参りを済ませ、
松「あかねちゃん、部員を辞めるなんて言わないで」
あ「もう、無理!」
チ「元気を出して〜!」
『ビビディ・バビディ・ブー』の音楽に乗せ、
妙なステップでやってくる、チアキ達。
チ「全国大会で負けたのは、あなたのせいじゃない!」
裕「もしかして、知り合い?」
ア「知り合いじゃなかったら、ただの変な人よね?」
チ「皆、あなたの失敗に関心がありません」
大笑いの客席
チ「これから、どう立ち上がるかに関心があります」
チ「…」
チ「文法がおかしかったようで」
チ「思わぬ誤解を生んだようです」
裕「物凄い冷たい感じがしたで。(苦笑)」
チ「明日以降、検討します」
チ「でも、落ち込まない」
チ「何故なら、チアキだから」
裕「その繋がりが分からんわ!(苦笑)」
チアキ達は、妙なステップで帰っていった。
⑷
裕「チアダンスに励ましてもらうのも、ええもんやな」
裕「僕も励ましてください!」
裕「さっき、『なんちゅうジジイや!」って言えなくて、だいぶ傷付いてるんです」
『ビビディ・バビディ・ブー』が一瞬流れたが、
チアキは来ず。
代わりに、ポンポンが投げられた。
チ「自分で頑張り〜」
裕「これ(妙なステップ)で来てよ~」
自分でポンポンを振る裕
裕「頑張れ!頑張れ!裕! 頑張れ!頑張れ!裕!」
裕「フレフレ!裕! フレフレ!裕!」
客席がリズムを取り、大きく盛り上がる
そこにやってきた、末成
末「病院、行こか」
その7に続く