現役最強と言っても過言ではない凄まじいパフォーマンスに痺れました。



 

 



公式配信された初日公演のライブ音源

『Slide Away』(カーディフ、7月4日) 

 

先ずは聴いてみてください。


 


やばー。

リアムに鳥肌が立ち、気迫に圧倒されます。
3本のギターが作り出すウォール・オブ・サウンドも、
ノエルのバックコーラスも、
全てが素晴らしい

聴いているうちに自分は無敵なんだと錯覚してしまいます。

 


 


伝説の更新


再結成への期待



これまで様々なグループがソロ活動で立ち行かなくなり再結成しては、

ファンの期待を下回り、グループの伝説を終わらせてきました。


ボクシングの名選手が引退後に緩んだ身体で格闘技イベントに出場し、
全盛期には程遠い試合内容にがっかりさせられるような感覚でしょうか。

再結成は基本的には禁忌の手段なのですね。

マルチバース設定なみに禁忌。


ですが、オアシスの再結成は過去のグループと明確に異なる点がありました。
それは中心メンバーであるノエルとリアムのギャラガー兄弟がソロでも大成功し、
現時点で絶好調だった点です。

現役トップ同士だからこそ、化学反応に期待し、再結成を願うようになりました。

再結成への不安


しかし、いざ再結成が決まると不安も生まれました。


それは再結成するオアシスへのファンの期待が天井知らずで高まったためです。

仮に初日の出来が普通に良いレベルでは期待を下回ってしまい、
オアシスの魔法が解けることを危惧していました。


ツアー初日の評判がオアシスの歴史的評価に大きく影響することは、
チームの全員が理解していたと思います。

足慣らしの場も無しに75,000人もの観衆の前でいきなり結果を求められる状況、
凄まじいプレッシャーだったでしょうね。

(ノエルがプレッシャーから来る過食でわがままボディになるのも仕方ない。…えっ、別の理由?笑)


期待と不安が入り混じるなかで初日を迎えましたが、
オアシスは16年間のブランクなど微塵も感じさせず、
期待を遥かに上回る最高パフォーマンスを見せ、
伝説を更新する結果となりました。


これほど規格外のグループは過去に存在しましたか?

 

 


 

ボーンヘッド

 

オアシス再結成の立役者は、初期に脱退したボーンヘッド(=ボンへ)なのですね。

 

公式には再結成の経緯は詳細に語られていない印象ですが、

ボンへの過去インタビューを読むと再結成に至る物語が垣間見えてきます。

 

幾つかピックアップしましたので、気になったかたは読んでみてください。

 

 

・オアシスを楽しめなくなった。オアシス愛ゆえの脱退

 

・リアムのソロ活動サポートで芽生えた、オアシス再結成への想い

 

以前、ノエルは「ボーンヘッドがオアシスの精神」と語っており、

ノエルもリアムも年長のボンヘに絶大な信頼を置いています。


バンドにおいては長男ボンへ、次男ノエル、末っ子リアムなのかもしれませんね。

 

伝説の一夜を象徴する写真、に映る右腕

 

 

ボンヘの腕なのですね。

そうすると見え方が変わり、まるでボンへが兄弟を見守っているようです。

 

思い返せば、ボンへがバンドを去る前は、

兄弟喧嘩が報じられることはあれども、日常的な緊張関係にはなかった気がします。

 

再結成を熱望したボンへが傍で見守ってくれているなら、

今ツアー中のバンド崩壊は心配しなくてもよさそうです。

 

リアムの予定外の行動に笑みをこぼす、ボンへ (7月5日公演での出来事)

 

『Whatever』の終盤、リアムがビートルズの『Octopus's Garden』を口ずさみ始め、

戸惑うノエルにボンへが笑顔で返し、その笑顔にノエルも納得した様子です。

ボンへ、頼りになるなあ。

 

その後、ボンへは楽しげにギターを弾いているように見えます。

今のオアシスを楽しめているといいですね。

 

 

 


 

金儲け

 

再結成を「金儲け」と批判する声もありますが、

プロのエンタメであって、学芸会でも慈善事業でもありません。

 

到底カバーできないほどの需要があり、

かつ最高のパフォーマンスを披露したなら、

批判される謂れはないはずです。

現オアシスには堂々とお金を稼ぐ権利があります。

 

と同時に、オアシスにはお金を稼ぐ義務もあると考えています。

 

昨今、イギリスでは(ビニール盤は復権気味も)CD販売が低調で、

主流のサブスクはミュージシャンに十分な利益が還元されておらず、

多くのミュージシャンが副業を迫られる状況なのだそうです。

 

 

この状況が続けば、誰もミュージシャンを目指さなくなり、

良い音楽が生まれなくなってしまいます。

 

かつて、オアシスに憧れ、優れたミュージシャンが沢山生まれたように、

今また、オアシスが後世のために夢を見せる必要があるのではないでしょうか?

(大谷翔平選手が稼げなかったら野球は終わりますよね?)

 

個人的にも、自分のヒーローがお金で苦労する姿は見たくありません。

ギャラガー兄弟はもちろん、ボンへ、ゲム、アンディ…

オアシスに関わる全ての人が皆、余裕を持って平穏に暮らし続けてほしい。

 

だから、お金を稼げる立場にあるならば、どんどん稼いでほしいですね。

 

 


 

小ネタ

 

オアシスへの愛を告白してはノエルに軽くあしらわれ続けている、

メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒ

 

初日の客席でノエルの娘アナイスと一緒にいる姿が最高です照れ

 

オアシスでドラムを叩ける日が来るといいですね。笑

 

 

アナイスの母でノエルの元妻であるメグ・マシューズも来場したのだとか。

オアシスを取り巻く人々にとっても一大イベントになりました。

 

Acquiesce (Unplugged)

 

ツアーの開幕に合わせて発表されたアコースティック版。

10月に発売される2ndアルバム30周年盤のボーナストラックとのことです。

 

素晴らしすぎるでしょう。

 

アコギだとリアムの声が更に引き立つ気がするのは私だけでしょうか?

(Rockin’ Chair然り、Guess God Thinks I'm Abel然り)

 

↑ジャケ写のバーウィック・ストリート、よく見ると2025年現在の様子なのですね。

テナントには変化が見られても、建物はほぼ1995年当時のままです。

 

 


 

オアシスの今後

 

ここからは以前ブログで触れた内容の繰り返しになりますがー

 

当初は新作を聴きたい想いで再結成を望んでいました。

それが、いざ再結成が決まると、兄弟が一緒に並ぶ姿に心が満たされました。

結局、私は兄弟の和解を一番に望んでいたのですね。

 

今は長々とバンド活動を続けて喧嘩別れされることが怖いです。苦笑

ワールドツアーの大成功をもってオアシスとしての活動は一旦終了とし、

お互いにソロ活動に戻ってもよいのではないでしょうか。

 

ノエルとリアムが良い関係性良い思い出のまま次に進めれば、

自然と兄弟コラボの機会が訪れるはずですので。

 

今後、兄弟がどんな道に進むにしても、大喧嘩だけはせずに、

兄弟の絆世界と勝負ほしいです。

二人の気持ちが同じ方を向いていれば無敵なんですから。

 

 


 

東京ドーム公演

 

26日の公演に参戦します。

全力で盛り上がりましょう!

 

 

…しかし、今年はオアシスのことしか考えられなくなってますね。笑

寝ても覚めてもオアシスが気になって仕方ありません。

 

 

 




[7月12日追記]

全英アルバムチャート (7月11日付)

 

フィジカルとデジタルを合わせた、イギリス公式の週間販売数ランキング。

 

 ⑴

既発アルバムがまたまた1位

ファンにとって、これほど誇らしいことはありません。

 

 

2位4位もオアシス。

こうも長く売れ続けると、イギリスの各家庭にオアシスのアルバムがあるのでは?笑

 

↑総ランクイン回数も桁違い。

 (直近一年ではサブリナ・カーペンターも強いですね~)

 

 

オアシスの故郷、マンチェスター・ヒートンパーク公演初日

 

凄い人数、凄い盛り上がり。

しかも、ヒートンパーク『だけでも』5公演開催ですよ?

 

また、今公演で使用されているスクリーンは英国ライブ史上最大サイズなのだとか。

 

SNSを確認すると、日本からも熱心なファンが沢山駆け付けたようですね。

 

↑ステージが見えるかどうかは問題ではなくて、その場にいることが重要なのですよね。

私が観覧する東京ドーム公演も同じ。その場に居合わせられれば、席はどこでも構いません。

 

↑カーディフでの2公演を経て、ギャラガー兄弟は随分打ち解けている様子。いいぞ、いいぞ。


↑ギャラガー兄弟やボンへの楽し気な様子が見られて幸せ。