最初、美海ちゃんのことを、ガラスのハートを持っているような女性だと、一瞬でも思った自分が笑えます。
真逆でした。
怖ーい!
原さんと柊子の関係は、母ちゃん(私)的にはありえませんが、それ以上に、終わり方が何のひねりもなく、ちょっと消化不良。
2007年に単行本が出版されていますが、今後、「がらくたⅡ」が出るに違いない。(笑)
というか、出て欲しい。
江國香織が、この話をどのように終わらせるのか、気になります。(既に、終わってるて。)
ところで、この本の主人公は、桐子さんですよね?
私は彼のすべてを望んだ、その存在も、不在による空虚さも――。45歳の翻訳家・柊子と15歳の美しい少女・美海。そして、大胆で不穏な夫。彼は天性の魅力で女性を誘惑する。妻以外のガールフレンドたちや、無防備で大人びた美海の心を。柊子はそのすべてを受け容れる、彼を所有するために。知性と官能が絡み合い、恋愛の隙間からこぼれ出す愉悦ともどかしさを描く傑作長編小説。