心霊体験 幽霊とたたかう❗️ -2ページ目

心霊体験 幽霊とたたかう❗️

霊魂はある❗️あるきっかけからそう思うようになりました。
自己流で心霊の研究を始め、感じたのは なめられたら付け上がるのです こやつらは・・・

 

   

こんな世界があるはずは・・・

 

っ越して来た。 家賃がなのだ。 今思い返しても、それがめ手であった

大手自動車メーカー(ヨシダ)の部品工場で働いているのだが、給料は最低賃金に近い

 日々の生活費に酒とタバコ代、あとは家賃を払ってしまえばそれで終わりである。 毎月ギリギリの生活を送っているのだ。 当然貯金は無い 出来るはずがない。

だからと言って酒とタバコは辞められないだろう。 他に楽しみが無いのだ。

 それにしても、一番バカバカしいと思う家賃である。 いつまで払っても、自分の物にはならないからだ。 住み慣れてくるなぜ払わなければいかんのだ、考えてしまう。 そう思うもうダメだ。 少しでも安い物件を探して、んな所さっさと出て行こう。 オンボロの癖に家賃は高い方だ

 大家のばばぁもムカつくのだ。 一階に住んで居るから、出勤する時にいつも顔を合わすコトになる。 勿論こちらから挨拶はするのだが、返って来る返事は聞き取れない程に小さい。 年寄りなのできっと朝も早いのだろう。 しかし毎日顔を合わせていると、何だか監視されている気分になって来る。

 思い切って引っ越しを決意したのはこの頃からだ。 そして家賃がずば抜けて安い物件を見つけた。 初めてその物件を情報誌で発見した時は、プリントミスを疑った。 それから不動産に確認入れたが、それでも半信半疑だった。 それ程格安な物件だったのだ。

 すぐにでも引っ越したい。 立地条件も今とは真逆の方角だが、工場までの距離はほとんど変わらないのだ。 居ても立っても居られなくなり、決意した。 すぐにでも決めないと、誰かが先に契約してしまいそうな気がしたのだ。 引っ越し費用は友に頼み込んで借りるコトにした。 大した荷物はない

三万ほど借りればお釣りが返って来るだろう。 来月の給料日で返せるはずだ。 この物件は敷金礼金も無いのだ。 これでばばぁともお別れだ。 もう二度と会うことも無いだろう。 もし何処かで会ったとしても、かるく無視してやるつもりだ。 そんなに安い部屋はおかしい、事故物件だと友人言われたが、気にもしない。 人間いつかは死ぬのだ。 他所で死んだか、ここで死んだかの違いだけだ。 仮に事故物件だとしても全然かまわない。 幽霊だとか心霊の類は一切信用しない。 見たこともない。 この世にそんなものは存在しない。 人は死んだら無になるだけだ 新しい部屋は陽当たりこそイマイチだが、今まで住んで居た部屋とほとんど変わりない。 いや、少しだけ広いかも知れない。 コンビニは少し遠くなったが、すぐ近所に安そうな大衆食堂がある。 結構流行っているのか客が絶えない。 きっと旨いのだろう。 これからお世話になるはずだ。

思い切って引っ越して本当に良かったと、吉永正雄は思った。

 

   

今日も定時で仕事が終わった。 昨日は引っ越し後の荷物整理とかでほとんど眠れていない。 環境が変わったせいもあるだろう。

 不景気のせいか、しばらく残業もない。 残業でもして稼いでおかないと、来月は借りた金を返済しないといけないのだ。 しかし定時に終わりすぐ帰れるのが、工場勤めの良い所だ。 ロッカーで私服に着替えると、愛車の原チャリに跨った。 車の運転免許は持ってるが、自家用車はまだ一度も所有したこと無い。 彼女も居ないから原チャリで充分だ。 通勤、買い物と色々重宝している。 明日は休みである。 今日の夜飯はあそこの店に食べに行こう。 今日は何か良いことが起こりそうな予感がする。 正雄は目一杯アクセルを回しスピードを上げた。

 思った通りあそこの店は旨かった。 自宅近くにこんなお店があるとは付いて居る。

昨日余り眠って無いので、お腹が満たされると眠気がやって来る。 少し早いが風呂に入って寝るコトにしよう。 今日は疲れた。

水の流れる音で目が覚めた。 風呂の水道蛇口を締め忘れた。 あれっ身体が動かない。

 何かが身体の上から抑えつけて来る様な感覚だ。 声も出ない。 力を入れるほどに抑えつけて来る力も強くなって行く。 もしかしてコレは金縛りとか言うヤツだろうか。

 まさか? しかし金縛りは科学で説明が付くのだと、何かの本で読んだコトがある。

起きているが身体の方は眠っているのだと。 きっとソウに違いない。 今日は身体が疲れていたから。 正雄は混乱する自分に言い聞かせた。 それとも自分は今、きっと夢を見ているのだ。 そう考えるしかない。

 そうでないと説明が付かないのだ。 さっきから身体の上に人が乗って居るのだ。

女が上から抑えつけて来るのだ。 

ち、ちょっとアンタ誰?」

声が出た。 瞬間さっきまで上に居た女が居ない、消えた。 水の音も止まっている。

何だ、いまのは。 幻覚? いや、違う。

幽霊だ。 本当に存在するのか。 決して人ではなかった。 姿、形は人であったが、アレは決して人ではない。 本当に存在するのか・・・、今度は声に出して呟いた。

 お陰ですっかり目が覚めた。 眠るとまたアレが来そうで怖いのだ。 安いはずやで、

このアパート・・・。 また出るんかなぁ?

出るやろなぁ。 事故物件は告知しないといけないはずだが、あの不動産屋一言も言わんやったな 事故物件の場合、客に対して告知する義務があるのだ。 しかしそれは直近契約の話しで、その次の客に対して告知義務は発生しない。 悪徳不動産になると物件が汚れた場合、自社の社員を日だけ住ま既成事実を作ってしまうのだ。 そうするコ

で、告知義務を回避するのだ。 そして何も無かったコトにしてしまう。 正雄は考えていた。 どこか他所へ引っ越すなど無理に決まっている。 経済的に考えても、やはり無理だ。 ここに住み続けるしかないのだ。

 しかし一つだけ分かったコトがある、この

世に霊魂は存在するのだ。