参勤交代挑戦中のお話。
その日も無事ゴールは目前。
宇都宮駅で早くも達成感に浸る私。
私は人に気取られない場面なら遠慮なく屁をこきます。
駅前を歩いているとふとお尻に違和感が…
(何だこのタラ〜とした嫌な感じ…)
(まさかさっきの屁が…)
心なしかパンツが濡れている気が…
(ズボンまで行っているのか…?)
確認したい衝動に駆られましたが私は迷いました。
人混みで自分のお尻を触る、もしくはお尻を見る。
どう考えても不自然ではありませんか…!
もし漏らしてたら最悪。
「やっぱ不自然な行動は漏らしてるんだあの人!」
確信を周りに与えてしまいます。
そう言えば心なしか後ろの女子高生集団に笑われている気がしてきました。
まずはこの場では堂々と歩くことに。
(お尻は茶色い柄なんだぜ)
と自分に言い聞かせ、胸を一層張って歩きます。
駅内のトイレに行こうかと思いましたが、さらに人が多い…
結局そそくさと駅を後に人が少なそうな路地裏へ…
(どっちなんだい!)
人がほとんどいなくなったので振り向いて確認。
ズボンはまず大丈夫でした。
これでまず人目に恥は晒さなかったと思っていいでしょう。
次いでパンツの中を確認…
大丈夫じゃないか!何だったんだアレは…。
恐らく汗だったのでしょう。
(いずれにせよ汚話すみません)
ふと胸を撫でおろしゴール地点のホテルに歩き出したのでした。
にしても、ここ数年間での1番のピンチでした。