現在の職場に約2年前に異動してきて文書作成や説明する機会が急増しました。
今年いざ自分の番になると語彙力の無さを痛感しました。
前任の先輩の作成文書を見てみると…
「乖離」「弾力的」「踏襲」…
自分では思い付かない言葉達…!
本書より学んだ事を挙げてみます。
・語彙力の必要性
そもそも語彙力をつける必要性はなんでしょうか?
日常生活に支障もなさそうですし。分からない単語出てきたら都度調べればいいですし…
それでは勿体ない!と著者はいいます。
身に着けられれば人生が変わるとまで著者は言っています。
思いついたアイデアを明確に伝えられる。
人はまず語彙力で相手を判断する。
理解力に直結する。
ぐうの音も出ません。
・厳選した言葉
本書では51個もの言葉達が紹介されていますが、いくつか挙げてみます。
①拝承する
何か物事を引き受けた時や理解したときに「了解しました」「承知しました」と多くの方が返答するのではないでしょうか?
実は更に丁寧な言い回しがあって、それが「拝承しました」
これは取り入れやすいので早速使い始めたいと思います。
②仰るとおり
私は相槌に「なるほど」を多用しています。
実は「なるほど」とは元来でいう「なるべきほど」が省略されており、「相手の言っている事が理屈に合っているかできるだけ確かめてみよう」といった意地悪な言い方な背景があったようです。ですので多用すべきではないとの事。
それに「なるほど」の相槌って非常に便利なので、ちゃんと人の話聞いているのかも定かではないですよね?(自分も多用してますが)
そこで丁寧な言い方が「仰るとおり」
品の良さが伝わります。
③相殺
こちらも良く使いますが、実は2通りの読み方があって、「そうさい」と「そうさつ」。これの使い分けを間違えると意味が変わってしまいます。
「そうさい」の場合、「そぐ」「減らす」といったニュアンスになり、「2つのモノが競合して互いにその持ち味や特色を損ねてしまう」と意味します。
一方「そうさつ」の場合、「お互いが殺しあう」という意味になり、「いずれかが0になる状態となる」と意味します。
説明を聞けば納得しますが、今まで何となく曖昧に使用していました。
言葉にはそれぞれ由来があり、本書では丁寧に紐解かれており非常に理解しやすかったです。
また、25歳から語彙の習得数が極端に下がる統計があるそうです。
確かに大学を卒業して入社3年となると、仕事にも慣れてきている方も多いでしょう。想像に難しくない統計です。
言葉とは使わなければ錆びてしまい使えなくなってしまいます。
その為新しい分野を開拓して語彙数を増やし活用し続けていくしかありません…
新しきを知る生活。日常を潤していきましょう!
