アウトプット大全に引き続き、同著者のインプット大全を読みました。
3点厳選して学びを挙げてみます。

1.基本はAZ
この本でしつこいぐらい出現する単語が「AZ(アウトプット前提)」です。

要するに「何事もアウトプット前提でインプットしないと、右から左へ受け流してオシマイ!」ということです。

「情報を取り込み、ピックアップして、さらに深掘りし、行動単位まで落とし込む」といった処理は、ほぼ同時進行が多いため、インプットとアウトプットは表裏一体というわけです。

まあ全ての情報をAZで処理するのは不可能ですから、しっかりと取捨選択をしないといけません。

2.観察力&自己洞察力を磨く。
観察力を磨くことで小さな変化や誰もが得られなかった気付きを見つけられるので、人一倍成長することができます。
方法はシンプルで「観察+なぜ?で追求する」です。名探偵コナンは誰もが気付かない様な小さな情報をかき集めて、それらを結び付け、真実を導きだし、事件を解決します。
コナンの如く、小さな気付きを拾い集め、深掘りすることで、大きな発見を見つけることを繰り返し、観察力を身に付けていきたいものです。

もう一方の自己洞察力は即ち「己を知る力」です。
己を知らない限りは学ぶべき内容も分からないですし、自分に合う手段を選択できません。
方法は「自問自答の機会を作ること」に尽きます。その具体的内容としては瞑想や日記を見返したりすることです。


3.知識を記憶に根付かせる
折角インプット&アウトプットを繰り返しても知識として身に付かなければ意味がありません。
誰もが、学生時代に大きく2通りの方法をとったのではないでしょうか?
「とにかく繰り返して覚える」何かと関連付けて印象強くする」方法です。
前者は覚えたい英単語や漢字をノートに何度も書く方法です。
後者は語呂合わせをしたり、相関図を書いたりする方法です。

お恥ずかしながら、私は今までこれを意図的に仕事に取り入れてこなかった事に気付きました。
どちらかというと、「学校のテストではないのだから覚える必要はない。どこに何が書いてあるかさえ覚えておけば何とかなる」という思想が強かったのです。
なので質問や困ったことがあれば、基本時間をもらい、引き出し(参照先)に飛んで確認するという流れにしていました。
もちろんこれが間違いだとは思いませんが、最初からこのスタンスだと、理解を深めることができませんし、当然覚えられないのです。
特に最近困っているのが、会議の時です。
知識として身に付いていれば特別な準備もいらず、即回答できます。
しかし、内容が身に付いていないと、事前確認に長時間かけたり、後日回答という宿題が増えてしまったりしてしまう訳です。
保険で作成した手持資料も出番無し、なんて事が何度もあります。
「脳の容量は限られている」を言い訳に、そもそも覚えようとしなかったせいで、結果的に無駄な時間や労力を割いておりました。
基本となる2つの学習方法を駆使して少しずつ知識として蓄えていきたいです。

長々と書いてしまいましたが、非常に内容が豊富な本でございました。
今後の行動にそれぞれ落としこんでみます。

1.基本は資料化や記事にする前提でメモる。
仕事であれば、学んだこと教わったことを他人に説明できる状態が理想です。その為に、自分用の資料を作成し、財産を増やしていきます。その他、常に「記事のネタにしてやろう」という姿勢を持って取り組んでいきます。ハードルを下げるために、それぞれ立派な内容ではなくベタ打ちでも良しとしています。

2.歴史小説を深掘りする。
両者を磨くべく本書で紹介されていた方法は既に実践している内容が多かったのですが、新たに実践したい内容が「時代小説の深掘り」です。
私の趣味の1つが日本史関連の小説を読むことです。
今まで、ただの小説として楽しみ、歴史の知識を肥やしつつ、観光地で想いを巡らせる程度で楽しんできました。よって多少の教養は身に付いたかもしれませんが、根本的な自己成長につなげるまでの追求はしてこなかったのです。
なので「なぜこうなった?」「自分ならどうした?」「身近な出来事や悩みに置き換えると…?」といった視点で読み込む事で、細かな気付き(観察力)や、主人公と自分との比較(洞察力)を得ることができます。難しい分析はできる気がしないので、小・中学校の国語の授業でならった程度のレベルで実践していきたいです。

3.様々な知識の紐付け作業を行う。
守備範囲の広い業務内容です。
点で考えると覚えられる気がしません。
なのでなるべく線でつなぎ、関連付けるイメージで自分用の資料を作成していきます。
あまり文章化にこだわらず、絵や図を駆使して資料化していきます。
(関連付け)
そして作成した資料の見返しを毎日のルーチン業務に取り入れます。(繰り返し)
単発的な内容はそこまでしなくても良さそうですが、常時取り入れておきたいような基本情報は頭に叩き込んでおく必要があります。
一見大変そうですが、あらかじめ紙でファイリングしておいて、PCによる目の疲れを感じたら、休憩がてらパラパラめくり、新たな気付きがあれば書き込んでいくイメージで考えています。

上記を実践して、今後の自己成長を図っていきます。