親父から借りた日本国紀前後編2冊完読しました。
日本の歴史をまるっと1周おさらいでき、良本でした。
読んだ感想です。
●歴史を学ぶ意味
そもそもなぜ歴史を学ぶのでしょうか?
それは他人の成功、失敗例を知る事で、自分の行動に活かせるからです。
未然に回避できるのに、毎回失敗ばかりしていたら阿呆臭いし疲れますよね。
「愚者は自分の経験のみを頼る。自分の失敗をまずは回避する為に他者の失敗を学ぶ。」です。
●平和ボケ
日本にも平和ボケの時代がいくつか訪れております。平安時代、鎌倉時代、江戸時代…
人間は変化を嫌う生き物です。
長い事続いた安定時代の後には必ず変革期が訪れます。
それに対応できるかが後世へ大きな影響を与えます。
例えば海外との不平等条約を結んだ事も長年の平穏に慣れた江戸幕府の怠慢が生んだ失敗です。
私は水道関係の仕事をしていますが、まさに今が変革期を迎えております。昔の人が作ってくれた水道施設、配水管。維持管理だけしていればいい安定期は過ぎ、続々と更新時期を迎えています。
この更新をどう行うかで次世代へ大きな影響を与えるわけです。
●情報操作
戦後の状況なんか知ると、メディアが国民に対する影響はかなり大きかったようです。
GHQも徹底していたんですね。
現代でも私達の日常には様々な情報がいきかっていますよね。
裏では様々な組織の思惑が糸を引いているわけです。本を読んで、恐ろしくなりました。
野党は内閣の批判ばかりしているイメージですが、内閣は悪いことばかりしているのでしょうか?
私は組合活動もしてますが、反対デモに参加して喜ぶのは本当に労働組合なのでしょうか?
何でも情報を鵜呑みにしない事ですよね。
そして疑問に思ったら裏をとってみる。
騙されない為にも、損をしない為にも、勉強あるのみですね。
●先人への感謝
何はともあれ、私が今こうして生きているのも、御先祖様達が子孫を残し続けてくれたお陰です。
この平和で便利な生活を送れるのも、戦争でめった打ちにされた日本が諦めずに、這い上がってきてくれたお陰なのです。本当にありがたい。実家に帰る時は忘れずにお線香をあげるようにします。私は子孫を残せそうも無いですが…
色々私の生活と絡めて書いてみました。
やはり知る事は大切ですね。
あと率直にもう少し政治に関心を持とうと思いました。
とはいえ、TVは無いですし、ネットニュースなんか見ない生活なので、職場にある朝刊に目を通す事から始めたいと思います。