OpenAIは、AIチャットサービスChatGPTにプラグイン対応を発表しました。これにより、ChatGPTの実用性と有用性が劇的に向上します。
ChatGPTは、人間のように自然な文章で会話を行い、さまざまなタスクをこなすAIサービスです。しかし、従来のChatGPTにはいくつかの制約がありました。例えば、2021年までの情報しか知らないことや、複雑な計算が苦手であることなどです。
新たに追加されたプラグイン機能によって、これらの制約を克服し、ChatGPTが外部のサービスと連携できるようになります。
OpenAIが発表した純正プラグインは「ウェブブラウザ」と「コードインタプリタ」です。また、第一陣のサードパーティプラグインとして、ExpediaやKAYAK、Instacart、Klarna Shopping、Shop、OpenTable、Wolfram、Zapierなどが公開されました。
ウェブブラウザプラグインを使えば、ChatGPTがリアルタイムの情報を得て回答できるようになります。コードインタプリタプラグインを使えば、ChatGPTにプログラムを書かせて、実行させ、結果を返させることができます。
さらに、OpenAIは「Retrieval」プラグインをオープンソース公開しました。これにより、ユーザーが自前のデータをChatGPTで使えるようになります。
ChatGPTプラグインはアルファテスト段階で、段階的に提供予定です。この段階的な提供は、フィードバックを得て安全性や有用性を確保するためです。OpenAIは、さまざまな予防的手段を講じていますが、今後の技術的・社会的な議論や合意が必要です。
ChatGPTでプラグインを使うには、ChatGPT Plusに登録して招待待ちが必要です。一方、プラグインを作るための仕様ドキュメントはすでに一般公開されています。
We are adding support for plugins to ChatGPT — extensions which integrate it with third-party services or allow it to access up-to-date information. We’re starting small to study real-world use, impact, and safety and alignment challenges: https://t.co/A9epaBBBzx pic.twitter.com/KS5jcFoNhf
— OpenAI (@OpenAI) March 23, 2023
プラグインを利用することで、ChatGPTが苦手とする部分を補うことができます。ただし、ハルシネーションや論理的な理解といった問題は残ります。プラグインによって、ChatGPTの機能は大幅に拡張され、多くのタスクが容易に実行できるようになりますが、それでもまだ完全ではありません。これらの問題に対処するためには、今後も技術の進化や研究が必要です。
加えて、プラグインを利用することで外部サービスやアプリと連携し、実世界に影響を与える可能性があるため、安全性や有用性の確保が重要となります。OpenAIは、サンドボックスやファイアウォール実行、不適切コンテンツのフィルタリングなど、さまざまな予防的手段を講じています。
また、AIがサービスやアプリを使い実世界に影響を与える際のガイドラインやポリシー、規制については、技術的・社会的な議論や合意が必要であり、そのための準備段階となる資料や取り組みについても公表しています。
ChatGPTのプラグイン利用はまだアルファテスト段階であり、段階的に提供される予定です。これにより、フィードバックを得て、より安全で有用なサービスを提供することを目指しています。
最終的に、プラグインを使ったChatGPTは、従来のテキストチャットに限定されたタスクから解放され、多様なタスクを効果的にこなすことができるようになります。しかし、まだ完全ではないため、ハルシネーションや論理的な理解といった課題に対する取り組みは続けられるべきです。これにより、AI技術の発展とともに、ChatGPTの利用範囲や性能もさらに向上していくことが期待されます。


