『ピタゴラスイッチ』

時は日本の安土桃山時代、織田信長や豊臣秀吉が経済政策の一環として「楽市・楽座(らくいち・らくざ)」を開いた事は非常に有名であるが、
その中でも今の岐阜県にあたる飛騨郷(ひだごう、ひだのくに)における楽市・楽座は他の楽市と比べても特に大きな規模であった。
ある新年の楽市のこと、その年の飛騨郷は風が強く、市に来た人の目に土埃が入り多くの人が盲人(めくら)となり
盲人が皆して三味線を弾き出したので三味線に使う猫の皮が足りなくなり、猫が多く殺されたのでネズミが大発生し、
ネズミが桶を齧るため桶が飛ぶように売れ、桶屋が非常に儲かったということがあった。
この故事から、一見関係ないことが次々に連鎖して最終的に繋がることを人々は「飛騨郷 楽市(ひだごう らくいち)のようだ」と呼び、
やがてバタフライ効果の理論構築やルーブ・ゴールドバーグ・マシン(いわゆる巨大ピタゴラ装置)につながったことはご存知の通りである。

現代、ビー玉がいろいろな装置を連鎖させるからくりで有名な「ピタゴラスイッチ」という番組があるが、これは名前より「飛騨郷楽市」が由来であることは明らかである。
なお「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざはこの「飛騨郷楽市」の故事から生まれた事は賢明な読者諸兄の推察の通りであるが、
この時に財を成した桶屋は後に海外進出し、IKEAと言う大企業になって世界の桶屋となったことを知る人は少ない。


民明書房刊『Eテレのひみつ2020!音兵衛から飛騨郷楽市まで』より



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年明けなので(?)、大盤振る舞い、
民明書房2連発!


年末年始はEテレを見る人が増えるの法則。

我が家も冬休みはご多分に漏れず、テレビと言えばEテレでした。
ねこねこ55、お猿のジョージ、機関車トーマス、おかあさんといっしょ、いないいないばあ、みいつけた!、にほんごであそぼ、忍たま乱太郎、おしりたんてい、
そしてピタゴラスイッチ。

NHKの受信料はピタゴラスイッチと香川照之の昆虫すごいぜ!のため「だけ」に払っています。
この二つの番組がなくなったら受信料払わないからね!(暴論)


しかし、ピタゴラスイッチと「風が吹けば桶屋が儲かる」の関連は盲点でした。
さすが民明書房、探せば探すほど我々の想像を超えた由来を紹介してくれます。

飛騨郷楽市、ひだごうらくいち、ひだごうらくいっち、ひだごらすいっち、ピタゴラスイッチ……なるほど!(白々しい)ニヤリニヤリニヤリ





あと、ビー玉はバトルボールから来ているって知ってました!?

ビー玉びーすけは、つまり、
そういうことだったんだよ!
    な、なんだってー!>

あ、これ、「羽園先生の語源すごいぜ!」ってラジオで紹介されてたんですが、いろいろ為になるのでオススメです。グラサングラサングラサン