確認すると、昨日の日付で
【今日をもって、お前達は、【武蔵星防局(むさしせいぼうきょく)】を解雇となる。
明後日より、民間組織【エントロピア・スタッフ】の職員となる事が決まった。
1日身体を休め、明後日より、下記指定の場所に来られたし。
【エントロピア・スタッフ】所長【増村 常宏(ますむら つねひろ)】】
とあった。
【可純】の死亡をきっかけに【増村】司令は、【武蔵星防局(むさしせいぼうきょく)】のやり方に疑問を持ち、民間で【エントロピア】の運用が出来ないか色々と手を回していた様だ。
そして、その準備が整った状態で、【増村】司令は、【凌斗】達に、【コア・イーター】の事実を告げた。
当然、それを知った【宮城国】や【アイヌ国】から帰還命令が出るのは想定済みだった。
【国家間条約】で、【女性適合者】が死亡、もしくは解雇となった場合は、受け入れ先の【国】の規定を優先させるとあるのを逆手にとって、【増村】司令は、昨日付で解雇と言う辞令を指示していた。
その後、【宮城国】と【アイヌ国】から、【岬】と【珠紀】の帰還命令が出るが、それは無効となる。
【岬】と【珠紀】はそのまま、【武蔵星防局(むさしせいぼうきょく)】を解雇となり、すぐさま、【エントロピア・スタッフ】で社員として雇い入れた。
これは【凌斗】と【美杏】についても同様の事が言えた。
昨日付で解雇。
そして、【エントロピア・スタッフ】へ採用となっている。
【増村】司令は、上層部が動き出す前に秘密裏に退職届を出しており、これも受理された後だった。
【増村】司令は、そのまま、新会社【エントロピア・スタッフ】の所長として、再就職を果たしたのだった。
こうした離れ業を【増村】司令、いや、【増村】所長はやってのけていた。
【エントロピア・スタッフ】の方は独自のルートでの【高次元人】との交渉で、新たな【エントロピア】を1体、譲り受けていた。
この様にして、【増村】所長は、優秀な人材を【武蔵星防局】から、【エントロピア・スタッフ】へ引き抜いて見せたのだった。
続きます。