UDジャパンは昨年から、月1回のペースでニュースレターを発行しています。7月でなんと1周年。久しぶりに1面を私が担当。
以下、転載します。
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どうしてそんなに仕事がしたいの?
「家事も育児もとても楽しい。不満はないわ。でもそれだけでは私でなくなってしまうような、何かさみしい、心にぽっかり穴が空いたみたいな気持なの……」
仕事を始めたい! そう思ってJMAの在宅編集者募集に応募した時、反対する夫への説明の言葉です。
出産で会社を辞めて5年、2人の愛する子供たちを授かって家事・育児に専念していました。充実しているのですが、何か足りない! そう、社会とつながりがない、私は社会に必要とされていない……。そんな思いが日ごとに募って、在宅編集者募集に挑戦しました。
念願かなってはじめて校正の仕事をいただき、机に向かって赤ペンと鉛筆を持ち、ゲラを読み始めたとき、、、!!!
いっきに身体中に新鮮な血が勢いよく流れるのを実感したような、心の底から嬉しさがこみ上げてきました!その感覚を今もしっかり覚えています。
誰もが当たり前に社会参加して、自分の好きなこと、挑戦したいことを見つけ、そのチャンスを持てることが当たり前。ノーマライゼーションの原点を実感した再スタートでした。32年前。当社の企業理念になっています。
多様な人材が多様な働き方を選択できる。ダイバーシティがこれからのキーワード、そんなことも言われるようになったこの頃、とても嬉しい変化です。
しかし、それは言うは易く、実際には課題も多く解決策を模索しているというのが、いまの企業の現状なのではないでしょうか。
UDジャパンも今は人数も少なく、6名の正社員のうち1人が育児時短、もう1人は2度目の産休に入っています。なんと3分の1の社員が育児時短、産休という状況。実際、大変です。でも、社員は誰も不満を言わず、熱を出したと保育園から連絡が来れば「早く帰れ」と笑顔で送り出しています。
そして、育休経験者であり今やベテラン社員は、そろそろ介護時短かも……と同年代のベテラン仲間とつぶやいています。
考えるに、人生仕事にだけ打ち込める時期は男女ともにそんなに長くはない。育児はともかく介護は当たり前。30歳前後に育児、40~60歳くらいで介護。役職期は10年余り。
でも、人生90年時代。働く時間が50年以上になるこれから。70過ぎまで現役と考えれば、専門性を共有し、互いに時間をやりくりしながらフレキシブルに生産性を上げることができるのでは?
生産年齢人口より高年齢者の方が多くなる時代。組織のあり方を根本から見直して、高齢になろうと障がいがあろうと、その人の持てる能力を精一杯発揮できる仕組みづくりと柔軟な発想を活かしたい。能力発揮や組織への貢献のチャンスが豊富な企業が、今後は伸びていくのだろうと確信します。
働く喜びは、人に必要とされる喜びであり、自分の存在価値を認識できる生きる喜びになります。人を尊び柔軟な組織が生み出す活動からは、幸せのあり方をもっと豊かに追求できるシーズを見い出し、あらたな商品やサービスの提供につながるのではないでしょうか。
最近、孫の育児時短をとった内山