長い踏切り(The scene goes by) 鼓膜を突き刺すような 沈黙の病棟 垂れ下がったまぶたと シワだらけの皮膚で ありがとう幸福だったと 声にならない声を吐き出すのは 残された者たちへの 配慮以外になにがあるだろうか あるとすれば見栄と皮肉だ 長い踏切りの前で あの日の情景が怒りのような スピードで過ぎていく 呼吸も忘れてただ呆然と 遮断機が上がるのを待つ 産まれて死んでいくというのは それ以上でもそれ以下でもない