（Uyuni）
------Original Message------
ねこさん、なかなか職場になじめません。
会社はヒエラルキーの世界であることは
わかるけれど、嫌な人間関係でも割り切って
仕事はするものというのは今の時代には
合っていないようにも思いますし
ついていけません。
どう思いますか。
------End of Message------
ねこです。
ごまかして生きていける人
は上手に生きていく。
しかしそれができない人は
苦しんで最後は自ら命を断つ。
そんな時代なのでしょうか。
令和は江戸から明治に
変革したとき以上のイン
パクト（ちょんまげから制服）
があるのかもしれません。
時代の過渡期は完全に終えて
突然新世界に突入しました。
貴方もその境界線を
越えてしまったのです。
芯を食った根拠がないため
有識者や文化人もどう
振る舞って良いのか悩み、
悲哀に満ちているところです。
昭和の常識
ーー新世界への境界線ーー
平成（令和）の常識
この線はコロナによって浮
き彫りになりましたが,
あのまっすぐで残酷で
清潔な線を越えました。
ーー新世界への境界線ーー
この線。
実は横だけでなく深さ（溝）も
ありますので
全くルールが違います。
ルールが違うと、
同じ日本人ですが
お互い異次元の思想を
持っています。
つまり違う言語、人種です。
そして、
コロナ禍では違う価値観の争いが
会社や家庭内で浮き彫りになって
きたので返り血を浴びている
人も大勢いるようです。
事件離婚いじめ
という形で現れています。
ここまでで、
世代が違うと
人種言語価値観が違うと
覚えておいてください。
まず昭和VS平成それぞれの
世界観を話したいと思います。
昭和の世界観の
一例はこちらです。
・上の人が偉い
・義理人情
・枠組みから絶対でない
・貯めるのが美学（お金モノ）
・ほっておくとうまくいく
・看板（学歴、社名）を背負う
端的に表現すると
「ピラミッドを登っていく」
という思想です。
戦後生まれの人達は二十歳前後になった
ときから経済が大きくなってきました。
なので原体験として「上に登っていく」
という記憶がずーーーっと刷り込まれて
いるので、
根性！つらくても歯を食いしばる！
ことが正義だと信じています。
時間がすぎるだけでよくなって
いくという時代ですね。
１９５０年代後半からは
本当そうでした。
（その後に東京オリンピック）
上りのエスカレーターに乗れば
すべてうまくいったのです。
特段努力しなくても、自分の人生を
深く見つめることをしなくても
会社や上司、配偶者の悪口を言って
いたら豊かになっていきました。
まとめると、
昭和世代のルールは
「枠組みから外れない」
（みんなと一緒～♬）
です。
（サザエさんの世界観、聖子ちゃんカットetc...）
昭和世代の人達の枠組みは
明治大正アメリカがの人たちが作り
ましたが、そこから一歩も外れない
ことが成功法則だったのです。
ちなみに戦後生まれの人は苦労自慢を
連発することがありますが、実際は
先人（明治大正生まれの官僚や外国人）
が作ってくれた道筋に乗っかった
だけだ。ともいえます。
で昭和世代の脳みそのシワには
離婚は悪！男尊女卑！という思想が
いまだに残っているのかも
しれませんが、
人と違うことをすることを
嫌悪卑下して、
正解は一つ！
みんなと
同じ方向へ！
同じ格好で！
同じ髪型で！
同じ感覚で！
という信仰が根強いです。
（電通が作った）
↑良い定年
↑良い孫
↑良いマイホーム
↑良い車
↑良い子ども
↑良い家庭（配偶者）
↑良い恋人
↑良い会社
↑良い大学
↑良い高校
このようにピラミッドに
登っていくことがベターorベストで
頂点は極めることはできなくても
そこそこのところまではいけました。
消費は永久に拡大できる（人口は
永久にふえる）と洗脳されている
世代といってもいいかもしれませんが、
そのためバブル以降縮小していった
日本ではもがいた世代でもあります。
（そのツケは下の世代が支払う）
昭和世代の人達としゃべ
るとわかるのが、
「俺は○○企業にいる」
「俺は○○大学だ」
「貴方結婚してるの？」
「私の子供は○○よ」
が口癖です。
なぜなら
看板＝価値（アイデンティティ）
だから。
自分に価値がなくても
看板に価値があれば
自分に価値があり勝ちだと
いうことです。
なので昭和世代と話すと
セルフイメージ（自分自身の
イメージ）が低くメンタリティは
激しく強い印象を受けます。
セルフイメージ：低
→自分のことを知らない
メンタリティ ：高
→我慢強い
ピラミッド（ヒエラルキー）の世界で
育っているので上に立つ人が絶対正義、
親の虐待はしつけ、
上司のパワハラは
教育と受け止めています。
＜働く＝嫌なこと＞
というつらくてもお金のために
働くライス（rice）ワークが主流。
なので会社では
平成世代の部下を厳しく
教育するとすぐやめてしまうので
なぜ？
となるわけです。
平成世代の人からすると
いじめ！パワハラ！と感じて
うつ病や訴訟に発展します。
昭和と平成の世代では
原体験（原風景）が全く
違うためです。
昭和世代のルールはコロナ禍で
完全に大量爆破されたと言っても
過言ではないかもしれません。
日曜夜８時４３分東京駅、
新幹線大阪行きプラットフォーム。
男女が涙を流し抱き合って
別れを告げる。。。という
平成世代からすると？な、
昭和がみていた恋人たちも
フェイドアウトしていきました。
次に平成世代をみてみましょう。
平成世代が40代～50代に
なると社会の中核に位置するので
昭和が作った常識を電光石火で
オセロのようにひっくり返して
いくと信じています。
昭和世代とはルール世界観が全く
違うのがわかります。（違う生き物）
・横の関係でつながる
・薄く付き合っていく
・溜め込まない（ミニマリスト）
・枠組みを作らない（越える）
・模索していく
・看板＝自分自身
平成世代は横のつながりを重視します。
ピラミッドは意識しませんし
上下関係を強いられると
速攻でガラガラとシャッ
ターを閉めます。
昭和の仁義の考えは嫌悪するでしょう。
そして価値観の枠組みがありません。
なぜなら、
幼少期から青年期の間で
・年功序列崩壊
・終身雇用爆破
・オウム事件
・阪神大震災
・9.11（テロ）
・3.11（大震災）
・５０年に一度の台風洪水
・コロナショック
を経験しているためです。
枠組みなんかあっても
すぐ壊れることは平成世代は
原体験で刷り込まれています。
枠にとらわれて生きていっても
どうせ崩れ去ってしまうなら新しい
感性をどんどん磨いていったほうが
いい。
なので我慢とか蓄積という
考えは薄いです。
物に価値をおかない
ミニマリストも多いです。
平成世代のセルフイメージは
高いです。高いというか
意識しすぎ。
他の人の視線、社会における立ち位置
です。嫌われてないか、常に自分がどう
思われてるかを考えています。
看板（会社肩書学歴）に価値が
ないため自分を守ってくれる
対象が少なく、
攻撃される対象（SNSなど）
が多いからでしょうか。
逆にメンタリティは低い。
少し怒られたり理不尽なことを
言われると絶縁します。
親のしつけは虐待
上司の教育はパワハラと
受け止めます。
＜働く＝好きなこと＞
というお金のために働かない
好きなことを所得のベースにする
ライク（Like）ワークが主流。
昭和世代はとは真逆の現実です。
上司と信頼関係を築いていても
きつく教育を受けると次の日から
いなくなるかSNSで上司を
誹謗中傷します。
セルフイメージ：高
→周りを気にしすぎてる
メンタリティ ：低
→すぐシャッターを閉める
平成世代が軟弱だと感じる人は
昭和世代の思想で彼らに
共感できる人は平成世代
の感覚かもしれません。
病気で苦しみ社会から弾かれた人は
平成世代の価値観に近いでしょう。
で、
平成世代は
昭和世代の親や先生に
エスカレーターに無理やり
乗せられても、
それが上に上がっていくのか
下に下がるのかわからない
新世代なので、
枠組みの中で生きていく
ことは窮屈で恐れます。
そして、縦ではなく横。
横のつながりは緩く
深く付き合わない。
でも枠を越えて（コラボ）、
一体感を作れる世代です。
昭和世代が古代のピラミッドの
世界ならば平成世代は、
はるか彼方の水平線に沈んでいく
太陽の裸体を映すウエニ湖
のような世界。
フリーランスやyoutuber、
インフルエンサーがそうですね。
肩書（会社名学歴）は重視せず
自分に価値がないと生きづらいので
自分の価値を模索します。
自分の価値（軸）というのは
表現力です。例えば、
・コミュニケーション能力
・ファッションセンス
・知的好奇心
・ルックス
・人柄
・健康
・化粧（盛り）
・喋り
・サムネ術
・キャッチコピー
・コミュニティ（家庭職場以外）
・ルックス
・ツイッターのフォロワー数
・インスタのいいね数
・youtubeの読者登録数
…
しかし昭和の常識が染み
付いている人にとっては
too much。
自分に軸がない人には
とてもつらい新世界。
なにをしていいか
わからない幽霊船状態。
なので、
自己啓発難民スピ系難民は
これからわんさか増えるでしょう。
平均的に育てられた人たちが
命令系統を失い急に自家発電
しろよ！といわれたら困惑して
しまい、
挙句の果てに自死が増えると考えてます。
妄想偏見でまとめてみましたが
いかがでしたか。
追伸
夏の空と海を分けるまばゆい水平線のような
新世界への境界線を僕らは越えました。
昭和がみていた恋人たち（恋愛観）も
消えていきました。
どんな成功法則を用いても
絶望を目の前にすると役に立
たないとねこさんは捉えています。
うまくいったと思ったら
砂が指の間からすり
落ちていくように
信じたものは消えていく。
今貴方が海面すれすれを飛んでいる
ことに気づくのはずっと先になるでしょう。
でもどうせ苦しい道（未知）
ならばわかりあえる仲間と一緒に
しあわせの靴を履いて
おしゃれに歩んでいきたいな。
貴方はどうですか？
また教えて下さい。
次は鬼滅の刃とドラゴンボール
の違いを話せればと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
ねこ
