------Original Message------
ねこさん、
A子です。
私は難病患者です。
中学の頃に発症して
それ以来自信がなく
恋人ができません。
つまり恋愛には縁がありません。
そういう女性は多いですか。
どうおもいますか。
------End of Message―――
難病患者だと周りは
貴方をSPECIALだと信じ
上手に恋愛アドバイスが
できない。
逆上されたらどうしようと
いう心配もあるので表面を
掬（すく）ったことしか
言ってくれないことが多い。
ねこさんも難病患者でしたし
自分に自信がありませんでした。
モテないという
時期がありました。
しかしいま振り返ると
モテないのではなく
モテないという選択を
選んでいたんですね。
恋人を獲得するには
自分は強い人間（健康体）
でなければいけないと
思い込んでいたのです。
もっと社会的に身体的に
結果を出さないと
恋愛などできないと
自己洗脳していたのです。
なぜか？
傷つけられることを
予防していたから。
病気持ちの人間は差別される！
自立しないといけない！
（ステロイドによる）デブは敗北！
なので、
好意を伝えてくれる人に対しては
否定して自分から去ったり相手の
粗探しをして嫌いになったり、
牙を向いていました。
（裏があるはずだ！）
例えば、
ずっと恋愛してこなかったけど
いい年齢になったし病気にも
少しずつ向き合えるようになっ
てきた。なので多くの人に
少しずつ私を知ってほしい。
ツイッターで素敵な恋バナを
読んだあとにLINEメッセージがきたら
「Romanticが止まらない」。
だけど距離感が埋まってきて付き合うと
なるとシャドーを知られるのが怖い
（気持ち悪い）。
だけど、んー時々しかメールが
来ないのは寂しい。私を見て
距離感を保ちつつ追いかけてほしい。
胸の中でこんな激突があるでしょうか。
こういう葛藤（矛盾）は
よっぽどの男性じゃないと
理解できないでしょう。
SNSや患者会で病気を
克服した人に相談
してみたらどうかな。
・どんな恋の失敗をしてきたか
・どんな出会いがあったのか
ねこさんは肉体感情恋愛経済は
繋がっていると伝えてますが、
彼らも病気と恋愛の関係性は
牢固たる理解をしていると思う。
克服した人は大きな葛藤
を背負って生きています。
孤独を抱えて人生の闇
を受け入れている人は
貴方の相談にもきっと
のってくれます。
心の中では愛憎のピンボール
ゲームで苛まれ、すり減り
ながらも葛藤を統合して
いった人は、
自我の尖ったものを削り（られ）
丸みを生んだ人です。
円熟ですね。
どうせ寂しい惑星（ほし）
で生まれ落ちたなら、
丸みを帯びた人と歩幅を
合わせたいな。
もちろんそんな素晴らしい人と
めぐり逢えてもストレートな
答えを教えてくれることは
ないでしょう。
ただヒントは教えてくれる。
呻吟の嵐の中、
ねこさんは幾度も
助けられました。
本当に優しい人たちだからね。
you can make it.
ねこ
