2011年3月に起きた地震の後、

当時お世話になっていたヒーラーさんたちが、

阿蘇の古代蓮でフラワーエッセンスを作りました。


それは『ちいさいまつり』のように、

いろんな人がいろんな場所から

祈り合わせをして作られたものです。



当時のわたしはスピの扉を開いたばかり。

初めて見聞きすることばかりでしたが、

このフラワーエッセンスのテーマである

“大地との約束を思い出す” という言葉に

強く突き動かされたのを覚えています。



そのエッセンスが完成した後の

シェア会に参加をしたお話です。




そのときのわたしは色々な出来事に対して、

地球がとても怒っていると思っていました。


人間(自分自身)が罪深い存在に感じて、

地球に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


だから「ごめんなさい」という想いで、

瞑想していたんですね。



でも、わたしの手に触れた光、

金色に輝く女性の手から感じたものは、

まったく違うものだったのです。



怒っているとか、怒っていないとか、

そういう人間の頭で考える小さいものはなく、

ただ、わたしたちを愛していました。


優しいとかそういう次元ではないですね。

ただ包み込む愛でした。



罪の気持ちも、誰かを責めたい気持ちも、

小さなことを考えていた恥の気持ちも、

すべてを抱きしめてくれるような。


今まで触れたことのない、柔らかくて大きい光。

でも、どこかすごく懐かしくて。



気づいたら、

涙が溢れてとまらなくなっていました。



***



わたしはあの光に触れた日から、

地球に対する考えを改めました。


地球とわたしは、別のものではないのだと。



そして、あの存在の大きな、大きすぎる愛。

母性のエネルギー、柔らかさや温もりは、

わたしたちの本質のひとつの側面です。



全ての人にあの光があると、漠然と信じています。

例えそう思えなくても、そうだと知ったからです。





祈りとは、つながりを愛することでもあります。


大地との約束。


あの光と共に生きていること。


命がつながっていること。





Om Lokah Samastah Sukhino Bhavantu


この3月に寄せて。