今回、大地震のあったモロッコの地質を調べていたら、とても面白い事が書いてあった。今回、大地震のあったマラケシュという街の南には、アンティアトラス山脈という山脈がある。これは、アフリカ大陸がユーラシア大陸の西端にあるヨーロッパにぶつかった際に形成された山脈だそうである。
 ただしその時期がとても古い。どのくらい古いかと言うと、北アメリカ大陸がヨーロッパと地続きで、南アメリカ大陸がアフリカ大陸と地続きの時代である。つまり大西洋が存在していなかった時代だそうである。
 北アメリカ大陸とヨーロッパとが地続きである大陸をユーラメリカ大陸と言い、南アメリカ大陸とアフリカ大陸とが地続である大陸をゴンドワナ大陸と言うそうである。
 そのため、その当時は、北アメリカ大陸のアパラチア山脈と今回地震が起きたアンティアトラス山脈は連続していたそうである。
 とても興味深い。