お散歩に行って外で可愛がってもらうのが大好きな るるぶ。 近くの大学のスクールバスの発着所で学生さんの乗降整理をされている「バスのおじさん」に会うのが日課です。 

”おじさん”は全部で4人いらっしゃるのですが、その中にとりわけ るるぶを気に入って可愛がって下さる方がおひとり。

昨年るるぶがまだ6か月くらいの頃に初めてお会いしてお話したところ、お家にクロちゃんていう17歳になるおじいちゃんヨーキーがいて 奥様と2人で介護しているとのことでした。 『もう大変なんだけどさ、でも17年も飼ってるし家族同然だから面倒みてやんないとね。 うちのもさ、このこソックリなんだよ。お前は元気だなぁ』ってニコニコしながら毎日るるぶを可愛がってくれて・・・。


でも昨年の7月半ば、おじさんがとても悲しそうな顔で『うちの犬さ、2日前に死んじゃったよ』って。

『もう17歳だから仕方ないけど、うちの(奥様)が泣いちゃってさ・・・』って。 恐らくおじさんは定年退職後の再就職くらいのお歳の方。 クロちゃんが亡くなってお家は灯が消えたように寂しくなってしまわれたことでしょう。  ご夫婦のお気持ちを思うと胸が張り裂けそうでした。


あれから1年。 明日はご夫婦揃ってワンちゃんの合同供養祭に参加されるとのこと。 8月のお盆には灯篭流しにもいらっしゃるそうです。 クロちゃん、優しいお父さんお母さんに出会って とってもとっても愛されて幸せだったね。


いつも るるぶを可愛がって頂いているお礼に、クロちゃんのレリーフを作らせていただきました。 クロちゃんのお写真を見たことないけれど・・・いつも きっとこんな嬉しそうな笑顔で お父さんお母さんを見上げていたんじゃないかなぁって想像しながら。。。 


kuro

クロちゃんを失った悲しみが消えることはないけれど、クロちゃんを想うとき いつかその涙が笑顔にかわりますように・・・。


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