レッド・ライト
『[リミット]』『アパートメント:143』などで注目を浴びるスペインの異才、ロドリゴ・コルテスが監督と脚本を務めた新感覚ミステリー。再び現場に返り咲く伝説の超能力者と、彼を追う科学者たちの壮絶な心理戦を描き出す。謎の男を名優ロバート・デ・ニーロが熱演し、科学者を『ダークナイト』シリーズのキリアン・マーフィと『エイリアン』シリーズのシガーニー・ウィーヴァーが演じている。さまざまなトラップが待ち受ける先の読めない展開に、手に汗握る。
ゼロ・ダーク・サーティ
911全米同時多発テロの首謀者にしてテロ組織アルカイダの指導者、ビンラディンの殺害計画が題材のサスペンス。CIAの女性分析官の姿を通し、全世界を驚がくさせた同作戦の全貌を描き出す。メガホンを取るのは、アカデミー賞で作品賞などを受賞した『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで注目のジェシカ・チャステインが、狂気にも似た執念でビンラディンを追跡する主人公を熱演。リアル志向のアクションやドキュメント風の映像も見ものだ。
2月16日(土) 公開映画
八月の鯨
『白昼の決闘』などの女優リリアン・ギッシュとオスカー女優のベティ・デイヴィスが共演した1987年公開の人間ドラマ。小さな島の別荘で夏を過ごす老姉妹と、彼女たちを取り巻く3人の老人たちが織り成す人間模様を味わい深く描き出す。監督は、『if もしも‥‥』の名匠リンゼイ・アンダーソン。共演のヴィンセント・プライス、アン・サザーン、ハリー・ケリー・Jrと往年の名優たちによる穏やかな演技が余韻を残す。
映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて
香港ノワールの名手として世界的に高い評価を受けるジョニー・トー監督に迫ったドキュメンタリー。フランス人映像作家イヴ・モンマユールが8年間にわたり取材を行い、香港における映画製作を続ける理由や彼の映画観を探っていく。ジョニー・トー監督自身や彼の作品に欠かせない俳優のリッチー・レン、サイモン・ヤム、アンソニー・ウォンらへのインタビューと共に、『PTU』『ザ・ミッション 非情の掟』など代表作の撮影の裏側に触れることができる。
SADO テンペスト
劇作家ウィリアム・シェイクスピアの傑作「テンペスト」を、能や鬼太鼓など佐渡島の伝統文化を盛り込んだ大胆な解釈で捉えた異色ファンタジー。ロックが危険思想として禁じられた近未来を舞台に、佐渡に追放されたロックシンガーの姿を描き出す。『いちばん美しい夏』のジョン・ウィリアムズが監督を務め、2005年に結成のロックバンド「ジルバ」のメンバーを主演に起用。佐渡の荒涼とした自然とロック、そしてシェイクスピアの幻想的な世界観が融合した映像美が異彩を放つ。
ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀
1937年5月6日に起きた、飛行船ヒンデンブルグ号の爆発炎上を題材にしたスペクタクル・ドラマ。同事故が政治的陰謀によって仕組まれた工作だったという設定のもと、ヒンデンブルグ号に乗り込んだ男女の運命をスリリングに映し出す。設計技師を演じるマキシミリアン・ジモニシェックをはじめ、『寂しい時は抱きしめて』のローレン・リー・スミス、『フライトプラン』のグレタ・スカッキ、『ボーン・レガシー』のステイシー・キーチらが出演し、物語に重みと深みを与えている。現存する貴重な資料を基に再現された、ヒンデンブルグ号の造形も見ものだ。
ジャッジ・ドレッド
1995年にシルヴェスター・スタローン主演で映画化されたイギリスの人気コミックを、新たに実写化したアクション。荒れ果てた未来のアメリカを舞台に、法の番人にして刑の執行人“ジャッジ”を務める男ドレッドと犯罪組織が繰り広げる攻防を活写。『スター・トレック』のカール・アーバン、テレビドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」シリーズのレナ・ヘディら、実力派が出演。監督は『バンテージ・ポイント』で注目されたピート・トラヴィス。ド派手なガンファイトに加え、ドレッドの完全無敵ぶりにも圧倒される。
王になった男
『G.I.ジョー』などへの出演により、国際派スターの仲間入りをした韓国の俳優イ・ビョンホンが初挑戦した時代劇。朝鮮時代の韓国を舞台に、陰謀渦巻く宮中で王の影武者を務める平民の男が少しずつ民のことを思いやる本当の王として尊敬を集めるようになる過程を映し出す。監督を務めるのは『拝啓、愛しています』のチュ・チャンミン。一人二役で暴君と道化師を見事に演じ切ったイ・ビョンホンの演技力の高さに脱帽。
先祖になる
東日本大震災に伴う津波の被害を受けた岩手県陸前高田市で、77歳の男性が農作業に従事しながら家の再建を目指す姿を描くドキュメンタリー。『蟻の兵隊』で注目を浴びた池谷薫がメガホンを取り、危機的な状況下でも決して復興への道をあきらめない昔気質の男の意地と底力を見せつける。1年半の間、悪戦苦闘しながらも自活の道を探る佐藤の姿をカメラが捉えた。ガンコながらも味わい深い老人の魅力に引き込まれる。
チチを撮りに
家族を題材に自主映画を手掛けてきた中野量太が監督を務め、長編映画デビューを果たした心温まる人間ドラマ。長年音信不通だった父親との永遠の別れに接した姉妹が、次々と降り掛かる困難に対して必死に対応する姿をユーモアを交えて映し出す。対照的な姉妹を『婚前特急』の柳英里紗とドラマなどで活躍中の松原菜野花が好演し、破天荒な母親を『ギリギリの女たち』などの渡辺真起子が演じている。家族の絆や人生のほろ苦さを描いた内容に笑って泣ける。
テール しっぽのある美女
ノルウェーでスマッシュヒットを記録した、異色のサスペンス・スリラー。犯罪現場専門の清掃人コンビが、とある地下室でノルウェーの神話に登場する牛の尾を生やした女性「フルドラ」を思わせる謎の美女と遭遇し、それを機に思いも寄らぬ事態が巻き起こり、徐々に女性の驚くべき秘密が明らかになっていく。監督を務めるのは、短編作品などを手掛けてきた新鋭アレクサンデル・ノダース。奇想天外で先読み不可能なストーリーもさることながら、尻尾美女の艶やかで神秘的な姿もインパクトに満ちている。
約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯
1961年、ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した事件により、戦後初の無罪からの逆転死刑判決を下された奥西勝の苦悩と戦いを、実録ドラマを交えて描いたドキュメンタリー。無罪を主張し、唯一となる物証や関係人物の証言も確たるものではないにもかかわらず、51年間も獄中にいる奥西の真実に迫っていく。ドラマ部分では青年時代と現在の奥西をそれぞれ山本太郎と仲代達矢が演じ、母を樹木希林が熱演。事件当時の捜査や幾度かの判決の経過に、司法のあり方や正義とは何かについて考えさせられる。
モスキートマン
遺伝子操作により蚊の特性とずば抜けた身体能力を持つ怪物、モスキートマンと化してしまった男の復讐劇。邪悪な科学者の実験台にされ翻弄されながらも、愛する人のために戦う主人公を、監督と脚本なども手掛けるマイケル・マナッセリが怪演する。『リセット』のジョーダン・トロヴィリォン、『悪魔の毒々モンスター』シリーズのロイド・カウフマンらが共演。蚊ならではの特徴を武器に暴れ回るユニークなダーク・ヒーローが誕生した。
HIT & RUN
『世界にひとつのプレイブック』のブラッドリー・クーパー出演のアクション・コメディー。証人保護プログラムのもとでひっそりと暮らしていた男が勝手にロサンゼルスへ向かったことから、ギャングや警察、連邦保安官が絡む騒動を巻き起こす。『プリズン・フリーク』のダックス・シェパードやテレビドラマ「ヴェロニカ・マーズ」のクリステン・ベルなどの実力派たちが、ワケありクセありのキャラクターを怪演して笑いを誘う。リンカーン・コンチネンタル、キャデラックなどで繰り広げられるカー・チェイスも見もの
空の境界(くうのきょうかい)
モデルとしても活躍する『ひとりかくれんぼ 劇場版』などの河北麻友子が映画初主演を務める、不思議なラブサスペンス。飛び込み競技の選手だったが飛べなくなってしまい、さらに恋人からのプロポーズにも踏み切れない女性が、その原因を心理学的に探っていくうちに意外な真実を知る。メガホンを取るのは、『センチメンタルヤスコ』『明日』などの堀江慶。『仮面ライダーディケイド』シリーズの井上正大、メンタリストの藏本天外ら、バラエティーに富んだ顔ぶれが共演。催眠や心理学の世界に深く迫った物語に魅了される。
現在公開中
ダイ・ハード/ラスト・デイ
大事件に巻き込まれる不運でタフな刑事ジョン・マクレーンをブルース・ウィリスが演じる、大ヒット・シリーズの第5弾。モスクワで警察のお世話になってしまった息子ジャックを引き取りに向かったマクレーンが、ロシアの命運を左右する陰謀に巻き込まれていく姿を壮大に活写する。『マックス・ペイン』のジョン・ムーアが監督を務め、テレビドラマ「スパルタカス」で注目されたジェイ・コートニーがジャックを熱演。ジョンとジャック親子の掛け合いや連携バトルに加え、ヘリや装甲車も動員したド派手な見せ場にも注目したい。
新宿映画酒場 ★ シネマバー ★ 映画BAR
看板のない誰も知らない小さな隠れ家
【うちのBARのことは誰にも話さないでくださいね♪】
19時よりロードショー(笑)