LXU-OT2ですが、昇圧電源回路のノイズ対策、ライン出力のレベル・アップ(1.2Vrms→2Vrms)、S/PDIF光&同軸出力追加、アース周りの見直し、ヘッドフォン・アンプ経路のシンプル化と進めて参りました。
いじるところも、とうとう電源回路搭載とオペアンプの正負電源化、アンプのディスクリート化程度しか残っていません。
アンプのディスクリート化は、LUX-OT2のコンセプトから逸脱するので見送るとして、やってみたいのが、オペアンプ部の正負電源化。
と言うことで、2号機基板で行ってみました。
当然、PCM2704のアナログ出力はライン・アンプとヘッドフォン・アンプの二分配構成になっています。
オペアンプの正負電源化により、PCM2704と各アンプ部の間にデカップリング用の電解コンデンサ以外、一切デカップリングの電解コンデンサを削除できます。
改造後、電解コンデンサよるクセも最小限に抑えられ、より鮮明に音楽が再現しました。
PCM2704も、やれば出来る子と実感します。
電池による正負6Vとなっています。
このままでは名だたるオペアンプを使うにも電圧は低いのは明白。
現時点は試しなので、今後はもう少し高めの電圧を要再検討。
試しと言いながら、 オペアンプの12V昇圧電源回路を削除してしまっています。
当然、例の高周波ノイズとは一切無縁です。
このバラック状態では何なので、これから先どう進めるか頭を悩ませるというか、楽しみいうか。
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蛇足ですが、発売当初から最近まで、高周波ノイズの原因をパソコンだと言う情報が出回っていましたが、明らかにいい加減な情報に過ぎないことも解ります。
この点は、当初からオシロスコープで電源周りやアース周り、浮遊ノイズ等を計っていたので原因は断定していたのは昨年末のブログの通りとなります。