本日当地はレイバーズ・デイ。労働者にっての祝日という意味であり、9月の第1月曜日で当地では法定休日。ヨーロッパの May Day に当たる。労働組合の集会や行進も存在はするが、むしろ働く人のレクリエーションの日で、ピクニックやスポーツなどで当地の人は楽しく過ごす。


ここカリフォルニアは、夏でも極めて快適な生活を送ることができるが、特にこの時期は「インディアン・サマー」とも呼ばれ、一年を通して最も暑い時期である。日中は風が止まり、日差しは九州並。夜は窓を開けないと寝られない。ただし、扇風機やクーラーはもちろん要らない。


多くの子供たちにとっては夏休み最後の休日で、翌日から新学期が始まる日でもある。よって大人たちも最後の夏休みを楽しもうと、前日金曜日の昼ごろからすでに休日モード。あきらかに仕事をしている雰囲気はない。上司のEVP氏からも、「4時までには会社を出るように」といったメールでの指示が、正社員には出ている模様(もちろんワタシのような外部派遣者や、時給性のパートタイマーには関係のない話であるが)。


とにもかくにも、当地金曜日は日本時間土曜日にあたるので、日本の本社からの嫌な電話もなく気が楽。早めに会社を出て、自分も連休モードへ。しかし、アメリカ人の連休に対する意気込みはすごい。確かに日本より祝日が少ないため、そこに気持ちを集中させているのかも(→恐らく、日数ベースで半分位)。


ということで、3連休初日の本日は、サンノゼとサンタ・クルーズ方面へ出かけることにした。


まず午前中は、サンマテオ・ブリッジを経由して、サンノゼ(シリコンバレー)市内をドライブ。何もない人工の町であるが、意外なことに、家内は随分お気に入りな様子。スタンフォード大学の存在やITベンジャーの誘致により、生活・教育水準が極めて高く、町が清潔で、ゆったりと時間が過ぎる印象の町。ただ内陸だけに、猛烈に暑く100°F越えは確実。バレーといえども、谷ではなく所詮は「盆地」。


その後、当地で人気のテック博物館へ。シリコンバレーのハイテク技術を結集した人気スポットであり、超大型の3D映像館が有名。いくつかの種類の映像がある中で、今回見たのは「Wild California」というタイトルの小一時間の映像。ゴールドラッシュ時代の歴史から始まり、ヨセミテ・海洋・山岳地(鷲)・ゲレンデ・デスバレなど、カリフォルニアの多面性・強さの象徴などを前面に出した映像である。当博物館の協賛企業であるウェルズファーゴ銀行も、ステージコーチを映像中に出し、撮影の裏側を見せるなど、何気なくPRしている様子。


その後、サンノゼのお祭りを見ながら昼食をとり、サンタ・クルーズの町へ向かう。この町は、サンフランシスコから120キロほど南下した太平洋沿いのリゾート地。長旅の疲れを癒そうとしたものの、我が家のプリンス君が海を見て騒ぎ出し(前回は大丈夫だったのだが)、結局数分で海を後に。


その後、広大な太平洋を左手に見ながら北上し、サンマテオで夕食をとり、家路に向かう。今回は48時間のレンタカーであるので、気持ちにゆとりがある。アパートの近くに路上駐車して、9時ころに帰宅。



今日は、レイバー・デイ連休の二日目。昨日は人工の町と海に出かけたが、本日は別の人工の町と山・湖に出かけた。つまり、サンフランシスコから東北方面の、ネバダ州リノとレイク・タホへ向かった。


朝8時半ころに家を出て、コイトタワーやGGブリッジ近辺などをうろうろしてから、サクラメント経由でリノへ向かう。時間にして約4時間半、距離にして約400キロ。日本でいう「足柄(東名道)」のような、結構傾斜があり、かつくねくねと曲がった高速道路をひたすら走る。昨日から使っている今回のレンタカーは「トヨタ/ヤリス」。ビッツをセダンにしたコンパクト・タイプであるが、流石トヨタ自動車、燃料が一向に減らない。また、我が家のプリンス君も、前向きのチャイルドシートのおかげか、非常にご機嫌。


標高3,000メートル級の道を進み、ようやく午後1時ころ、ネバダ州リノに到着。以前に旅行したラスベガスを意識してきたのだが、町は非常に小さく、やや寂れている。3連休であるのに観光客も決して多いとは言えない。派手さもスケールの大きさもなく、単に「カジノがある街」といった感じである。典型的な安バイキング(一人約11ドル)で昼飯を食べた後、スロットマシーンに挑戦。気持ちが乗らないせいもあり、あっさり二人とも負けてしまい、合計10ドルをあっという間に失う。後味悪く3時ころリノを去ることにした。次回ラスベガスでのリベンジを誓う。


その後レイク・タホへ。標高が高く、風も強く、且つ夕方であったため、湖近辺は非常に寒い。ただ、日本の長野県の湖などとは違い、ごみは無く、みずも透明であり、遠くから湖面を見るとエメラルドグリーンに輝いている。さすがアメリカ。綺麗にすると決めた所は、徹底的にきれいさを追求するようだ。


結局、昨日と今日の2日間で1,200キロほどを走破。翌日の月曜日(祝日)は、披露と睡魔で撃沈。

結局、Red Bluffの町に着いたのは夜の9時。完全に日も落ちて、またフリーウェーの出口もわからず少し苦労はしたが何とかホテルにチェックイン。やはり、自動車でのモーテル旅行ではあっても、宿泊所は予約しておいてよかったと実感。あと失敗談としては、歯磨きセットの携帯は必須。こちらに来てから、ホテルに備えつけられた歯ブラシセットというものを殆ど見たことがない。家内の猛反発受けながら、家内の歯ブラシを使うことに。


ホテルはComfort Innというホテル・モーテルのチェーン店。部屋数は世界2位で空港近辺などでよく見かける「どこでもある中級ホテル」である。比較的リーズナブルな価格の三ツ星ホテルとして、非常に人気が高いそうだ。シャーロットで泊まったベストウェスタンと同レベルらしい。家族が非常に気に入ったので記録しておく。部屋は20畳ほどで非常に広々し、キングサイズベッドが二つ。タオルなども家族旅行を意識してか4人分くらい用意されている。そのほか、冷蔵庫・アイロンセット・電子レンジなど、あまり都市ホテルにはないものもそろっており、また無料の水やコーヒー・朝食も用意されており、極めて居心地が良い。我が家のお坊ちゃまも喜んで部屋を動き回っている。とにもかくにも、移動で疲れ果て、11時半ころには深い眠りについた。


次の朝起きたのは午前8時半ころ。本来は6時半に起きて7時半にはホテルを出る予定であったのだが、完全に家族全員が寝過してしまった。セットしておいたはずのホテルの目覚ましがならなかったのだ・・・。確かに確認しなかった自分と、自身の携帯電話をセットしなかった自分が悪いのだが。とにもかくにも、予定から2時間遅れでホテルを出発し、ホテル近くの牧場へ向かうことに。


地図ではすぐのはずなのに、360度広がる広大な草原の中の一本道を走ること30分以上、ようやく10時ころにびく上に到着。すぐにその牧場の方の案内で、東京ドーム555個分といわれる牧場を案内して頂いた。昨日までは気温が華氏115度(摂氏48度)まで上がったらしい。今日は華氏80度(摂氏28度)、空気はからからに乾燥しているため、日向ではそこそこ暑いものの、日陰に入ると実に涼しい。


牧場では、繁殖用と食肉加工用に完全に分けらており、繁殖用は全く自由奔放な放し飼い状態。初めて知ったのだが、牛は100頭位の群れで動く。昼間は暑いので群れ単位で日陰で過ごし、夕方からは牧草を食べに動きはじめるらしい。ほぼ毎日子牛が生まれるが基本は自然分娩。半年くらいは完全に親子揃って過ごし、ある時期が来ると親離れ・子離れの時期が来るらしい。牛は非常に親子間のきずなが強く、1週間くらい双方が見える状態で隔離させることで、お互いに忘れるのだという。見えない状態で離れさせると、大変の事態になるらしい。また子牛に近づくと、親牛は子牛を取られると思い攻撃してくるらしい。なお余談だが、経験を積むと、オス牛とメス牛の区別が顔つきでできるようになるらしい。すごい。


その後、親子3人だけで牛舎に入り、お坊ちゃんに牛を見せることに。初めて見る大きな生き物だが、予想に反して怖がったりせず、ボォーと牛を眺めている。牛は牛で、ベビーカーに乗った変な動物を興味津々で見ている。近づくと逃げるのだが、また寄ってくる。左右両サイドから200頭位がずっと我ら家族の動向を見つめているような不思議な感覚。よく人間の前で餌を食べる牛の絵があるが、ここは全く違って、明らかに牛がこちらを意識しているようで面白い。


11時に牧場を出て家路に向かう。途中、ガソリン入れで2回、その他ウォルマートとウェンディーズでの昼食のために1回ずつ停車し、2時半ころに家に戻る。その後レンタカーを返却しに行き、14時57分ジャストの時間帯で返却手続きが完了した。レンタカーの手配は、時間にゆとりを持たせるべきと反省。