皆さんこんにちは常念塾の塾長上川です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
冬期講習やイベントの準備をしていて思うのは、
小学校の勉強が難しくなっており
復習が大変だなと感じています。
首都圏の私立中の入試問題を見ていても
算数を中心に難しくなってきていると言われていました。
なので、勉強について不安に思っている保護者の方や
勉強が大変と思っている生徒は少なくないのではないでしょうか。
小学生の成長期の特徴として ご存じの通り、
「10歳の壁」があります。
「周囲を見て自分の特性を見つめ直せる貴重な機会」ではあるのですが
なかなか素直に貴重な機会で通過できない「時期」でもあります。
「10歳の壁」は、「9歳の壁」「小4の壁」とよく言われてますが
得意、苦手などと学力差が顕著になってくる時期です。
その理由は、
その子が「周りが客観的に見えてくる」ことで
「周りと自分を比較することができるようなった」
ということなので このこと自体は良いことなんです。
問題なのは、 他者と比較した結果として
「自己肯定感を感じること」がうまくできない。
ここから様々な行動変容があらぬ方向へ起こり始めること。
これが10歳の壁です。
特に最近は
メジャーリーガーの大谷選手のように
突出してすごい人が増えてきました。
東京オリンピックで
スケートボードの西矢椛選手が
当時13歳330日で日本最年少金メダリスト
開心那選手も当時12歳です。
将棋の藤井聡太さんは 14歳2ヶ月でプロ入りです。
よく考えると この面々が10歳の時には
何かしらの資質が表れ
しっかりと「自己肯定感」を持っていた
ということは容易に想像できますし
周りからも「自己肯定感」育むような
声掛けもあったのではないでしょうか。