宇都宮さんちの温室

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温室で育てたランの花、自然の中で見つけた動植物や星など

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 毎年1月4日から5日にかけて、三大流星群のひとつである「しぶんぎ座流星群」が観測できる。残りの二つは、8月のお盆のころのペルセウス座流星群と12月中旬のふたご座流星群。この二つの流星群は、流星の数が最も多くなるピーク時に60個/時から80個/時とけっこう見応えがあるのに対して、しぶんぎ座流星群はピーク時でせいぜい40個程度と若干地味ではある。これらの数は街明かりの影響の少ない田舎の山間で天の川が肉眼で見られるような場所で観測した場合のもので、街中ではずっと少なくなる。したがって、流星を見るなら田舎がおすすめとなる。ただ、空全体が見渡せ、駐車できる場所やトイレがある場所となると限られてくる。

 流星群というのは、彗星や小惑星が軌道上にまき散らしたチリの中を地球が通過するときに、それらのチリが地球大気圏に突入し燃え輝く現象(流れ星)が多数見られることをいう。ペルセウス座流星群の母天体はスイフトタットル彗星、ふたご座流星群の母天体は小惑星フェートンと考えられているが、しぶんぎ座流星群の母天体はよく分かっていない。

 今年のしぶんぎ座流星群のピークは1月4日の夕刻と見積もられていた。しぶんぎ座という名は現在使われていなくて、おおぐま座(北斗七星を含む大きな星座)のしっぽの近くにあるりゅう座あたりが放射点(流星はそこから放射状に流れる)である。りゅう座はこの時季、夜中を過ぎてから東の空に昇ってくる。そのころにはピークからだいぶ時間が過ぎている。しかも下弦の月が昇ってくる。これでは多くの流星は期待できないとは思ったが、天気は良さそうなので出かけることにした。

 

 

 目的地は愛知県新城市北部の山間。西側以外は空が開けた場所をチョイス。オリオン座にふたご座、ぎょしゃ座も輝いている。スバルも鮮やかに見える。冬の天の川も確認できる。条件はいいと確認し、午後10時過ぎから撮影準備を始める。三脚にケンコースカイメモRをセット、16㎜広角レンズで撮影開始。15秒露出の連続撮影である。上を向いていると首が痛くなるし、気温が2℃とあって底冷えしてくる。撮影はカメラ任せにしてたびたび車で休憩する。やはり、夜半まではなかなか流星が見られない。北斗七星の全体像が現れたころからチラホラと流星が見られるようになった。ところが、1時ごろから雲が出始め、その面積がしだいに広がってきた。GPVで雲の動きを確認すると、その後晴れる見込みはないことが分かる。がっくり。これからというときに・・・。

 しぶしぶ片づけをはじめる。結局、流星が写った写真は5枚。若干むなしい。