結局行かなかった。相手といるところを見るのが怖かったんじゃなくて、逆に、彼が嘘をついていなかった場合の方が怖かった。こんなにも私は彼を信じられなくて、ひとりで被害妄想に陥ってるんだ、と、そう思わされる方が、嘘をつかれていると確信を持つことより怖かった。なぜなのか、うまく説明できないけど、そっちの方がはるかに絶望的に思えるんだ。