こんにちは
産土神社鑑定士 真壁辰郎です。
本年は早々と梅雨明けしましたが
ここ数日は戻り梅雨のような天気が続いています。
が
それも明後日までとのことで
日曜日から
ずっとお天気が続くようです。
突然ですが
誰にでも
多少なりともストレスはあることでしょう。
私にも
もちろんありますし
それらを解消してくれるのが
心の内からの欲求を充たしてあげることです。
私の場合は
若い頃のように
ハイウェイをバイクでとばす。
これは現実的に無理。
空気のいい
山間の渓流で釣りをする。
これは行けないことはないけれど
やはり厳しい。
最後は歩く
これはできなくはない。
以前の記事でも書きましたが
私は中学生くらいの頃から歩くの大好きで
10キロ 20キロくらいは平気です。
今は無理。
阿闍梨さまの千日回峰行に強く惹かれたのも
「歩くことが行(ぎょう)になるんだったら
こんな楽しいことはない」
と思ったからなのでしょう。
まだその過酷さを
知らなかった頃の話です。
今は筋力も落ち
左の膝や足首に少々不具合も抱えていますから
長い距離は歩けません。
その現実があるだけに
そこにストレスもおぼえます。
とはいえ
普通に歩けるだけでも
とても幸せなわけです。
まだ車も電車も無かった時代
昔の人は
どこへ行くにも歩いていきました。
江戸から上方(かみがた)へも
片道500キロくらいを歩いたわけです。
何日くらいで行ったんだろう・・・
食事はどうする?
着替えは?
トイレ用の紙は?
お金はどれくらいかかる?
時代劇などで見ていますと
皆さんほとんど手ぶらで出発されるわけで
水戸黄門さまも
助さん 格さんも
荷物といった荷物は無し
「おいおい それで行くのか」
と突っこみたくもなります。
現代人は
数日の旅行でも大荷物。
果してほんとうに
今のほうが便利なのかと
疑問さえよぎります。
まるで物の多さが
がんじがらめにしているかのよう。
多くのお父さんたちが
寅さんに憧れるのも
あの身軽さにあるはずです。
断捨離ブームがあったのも
過ぎたる物は
心さえも重くする
そのことに
多くの方々が気づきはじめた証でしょう。
必要最低限に
そして
ほんとうに気に入ったものだけに
囲まれていれば
それがどれほど心地良いかを
行動を起こした人だけが知ることとなります。
とはいえ
部屋を見渡せばあまりの多さに
これが現代人の生活なのかと
諦めるしかありませんね。