宮沢賢治の真実 今野勉 新潮社文庫
宮沢賢治といえば教科書に載るほどの有名人。
「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」などの童話「春と修羅」に代表される詩集など、数多くの作品が残されています。
教科書に書かれているような「純真無垢で清廉潔白」なイメージしか知らない人にはちょっとショックな内容かも。
著者は一つの詩の一つのセンテンス「猥れて嘲笑めるはた寒き」からスタートして、銀河鉄道の夜まで、賢治の心情を追っていきます。
作品や書簡だけでなく、当時の天候や詩のかかれた場所の地形、賢治を取り巻く人々の記録などをち密に取材し、ひとつの推論に到達します。
ノンフィクションといえばそうかもしれませんが、著者の推論がメインですので、ひとつの「物語」として楽しめました。
書店で見かけて購入。
