Ωの「中小企業診断士になるのさ」
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経営管理の原則

 複数の人間を統制して目的を達成しようとする場合に、効率的なマネジメントを行うための重要な基本原則が以下の五つです。

①専門化の原則
 職務を同じ性質の仕事で構成(分業)するとともに専門家を図ることによって、習熟度は高まり、標準的成果は上げやすくなるといいう原則です。

②権限・責任一致の原則
 職務の担当者には業務遂行に必要な大きさの権限と、それと同じ大きさの責任を負わせなければならないという原則です。

③統制範囲の原則
 一人の上司が管理できる部下の数にはおのずと限界があり、それを超えて部下をもつと管理効率が低下するという原則です。なので適正な部門規模はこの法則によって規定されるとともに、組織の拡大をともなう場合には権限の委譲が必要になります。

④命令統一性の原則
 組織を維持し、統一的な行動をとらせるためには、部下は常に一人の上司のみから命令を受けるように命令系統を設けなければならないとする原則です。

⑤階層短縮化の原則
 組織の情報伝達スピードを高めるためには、階層をできるだけ短縮化するべきであるとする原則です。

計画とコントロールの逆機能

 計画とコントロールは「逆機能」と呼ばれる現象を引き起こすことがあります。

<計画の逆機能>
①計画が複雑になるにつれて、スタッフと本社に権限が集中してしまい計画が現場の実情と合わなくなる。
②一度立てた計画に固執してしまい、外部環境の変化に柔軟に対応できなくなる。
③より厳密な計画を立てるために詳細なデータ分析ばかりを行い、
 行動へのエネルギーがあまり残らなってしまい、いつまでも行動しない。

<コントロールの逆機能>
①コントロールを厳しく行いすぎると現場に自由がなくなり、保守的な行動をとるようになる。
②コントロールによる情報収集を行いすぎると、自分は信用がない人間なのではないかと疑ってしまう。

フィードバックとフィードフォワード

 統制(コントロール)を実行する手段はフィードバックとフィードフォワードに分類できます。

①フィードバック
 何か事象が起こった後で結果の検証をして原因を探り、
 問題点があれば改善していくという事後的な統制手段です。
②フィードフォワード
 事象が起こる前にコンピュータ・シミュレーションによる予測などを行い、
 将来の目標や目的に合うように予定の方策や手段を弾力的に変えていく統制手段です。

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