アイアンマンジャパン 北海道 Ⅱ 〜よし、行くぞ〜

明日はアイアンマンジャパンin北海道。

朝からバイクセット。自転車を自宅から引きずり、飛行機に載せて来るのも激痛との戦いでしたが、バラバラの競技用自転車を工具を使って組み立てるのが苦痛

やっとこさ、自転車の形にして、あとは大会メンテナンス担当者に仕上げてもらいました。いつもレース直前には無料～1000円程度でやってくれるから重宝してます。
安心料みたいなもんです。

「当日、パンクだけはしませんよ～に」

そう願いながら、スペアタイヤ2本を装着。激痛でパンク交換する自信がないのと、今は殆ど売ってない26インチの自転車だから。。
つまり、スペア部品を誰かに借りたり、売ってるお店を探すのも一苦労

「27インチの買いなよ」

そんな声も聞こえますが、20年前に買ってから、「トライアスロンバイクは26インチ」と決めており、また無二の形に惚れ込んでいます

「27インチの方が大きいから慣性の法則で速いでしょ?」と時々聞きますが、集団走行が許され、また数十kmのみを単独でタイムトライアルをするロードバイクと、スイム後に180km以上を集団走行禁止で独り向い風と戦い、その後にフルマラソンが待ってるトライアスロンでは戦う相手も目的も手段も違います。トライアスロンは夏に行い、スイムがありますから、小学校で習ったように水と熱い地面で必ず風が吹きます。
一言でいえば、「如何に風の抵抗を避けながら体力や筋力を温存し、楽に軽めのギアで速く180kmを単独で走るか」がトライアスロンバイク。
下のようにクランクからシートまでの角度が地面に対して直角に近く、風の抵抗を避けることを最大の目的にします。↓

一方で、「如何に風の抵抗を避けながら最大限の体力や筋力を発揮して、重たいギアで自転車のみをできるだけ速く走らせるか」がロードバイクです。
下のように、サドルに腰をシッカリ押し付けて重たいギアをグイグイ漕いで速く走れるかを最大の目的にします。↓

ですから、自転車の構造や同じ自転車でもポジションが全く違います。
詳しくは、こちらまで→http://s.ameblo.jp/uassu/entry-11306755788.html

最近は普通の自転車競技（UCI）で禁止されてる形状のトライアスロン専用車がスペシャライズドから「SHIV」という名で出てきました。
つまり、トライアスロンバイクの戦う相手は「風」ですから、前からの投影面積を小さくするために小さな車体で縦のチューブが少ない方が有利です。行きつけば、私の自転車になります。
これが私のコダワリです。実際にプロのトライアスリートに本気でタイムトライアル用ロードバイクと比較してもらったことがありますが、「平地が多ければ、かなり楽にメチャクチャ速い」と絶賛されたことがあります。

「では、ナゼ27インチしか売ってないのか？」

そう、メーカーが26インチも27インチも作るとコストが掛かるから。それだけです。
体力があり余る選手だと27インチでも十分に振り回せますが、素人が同じようにやろうとすると、かなり差が出ます。アジアの女性なんて身長と体力から26インチの方が良いことは誰でも知ってますが、経済の力には勝てませんね。
今は、ロードバイクのオマケ的な自転車ばかりですが、もっと女性トライアスリートが増えてバリエーション豊かな競技になることを祈るばかりです。

さて、話はかなり脱線しましたが、アイアンマンジャパン前日。

針治療の先生から「当日までなるべく右手を使わず、行けるとこまで行け！ あとは俺が何とかする。」と言われたのを思い出し、“覚悟”しました。

自転車のチェックイン後は、レースを忘れて観光へ。

洞爺湖サミット会場の「ウィンザーホテル洞爺」です
今にも潰れそうなホテルや旅館ばかりが集まる洞爺湖畔とは次元が違いました。
因みに、アイアンマンジャパン北海道の立役者の一人である洞爺湖畔「万世閣」も銀行から債務50億円をマケてもらうくらい苦しんでるそうです。星野リゾートが来るのを待ちますかね？ 今回のイベントが起爆剤になることを祈るばかり。

豪華な内装に真逆に位置する海と湖が山頂の同じホテルのロビーのデカイ窓から見えるのがスンバラシイ‼ ビューチホー‼

しかも、ベルボーイは正装にシルクハットです。私のようなミスボラシイ人間にも気持ちよく挨拶してくれました。

その後は、真狩村のミシュラン一ッ星レストラン「マッカリーナ」に行き、夜はビールにワインを浴びるように飲み、正に「ヤケクソ」で11時に就寝

明日は、4時前起きなんですけんど～





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