2012宮古島トライアスロンを終えて | uassuのブログ

2012宮古島トライアスロンを終えて

今年の宮古島トライアスロンは、昨年1位の河原選手をはじめとして上位選手達がレース途中で棄権するほどの暑さと湿度の高い過酷なものでした。
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当日参加者1470人中1231人と完走率も83%の過去最低レベル。

私もマラソンですれ違うトップ選手がエイドステーションや道端でうずくまったり、朦朧としているのを何度も見かけました。

私も含めて多くの選手の誤算は天気。事前の天気予報では、曇りで午後から小雨。トライアスロン選手にとっては最高のコンディション…だったハズが。当日は終日ドピーカン晴れの28℃で湿度高っ宇宙人。レース前後の日は何れも涼しく、ホント恨めしかったです。というのも、天気が違うと服装が違います。直射日光を10時間も受け続けて体力が奪われるのを防ぐため、長袖にしたり白っぽいものを着ます。水分や補給食だって摂り方が変わります。長丁場のレースでは、1~2時間後のことを考えて補給しますから、喉が渇いたり汗で塩分を失ってからでは手遅れなのです。

これからロングタイプのトライアスロンをする方にレース中の話を少し。
【スイム編】
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波「ゴーグルはスイムキャップ内側に」
スイムスタート後、先ずバトルに巻き込まれます。また、ブイを曲がる時や折り返す時など、選手が一ヶ所に集まるとバトルが起こります。好きでバトるのではなく、波があって選手は周囲が見えません。自然に人が集まり、地上と違って客観的に見ることができないから仕方ないのですが、クロールで振り上げた手が急に近づく隣の選手の後頭部めがけて振り下ろされます。慌ててモガくと、詰まった状態で前の人のバタ足を掴んでしまいます。ビックリするバタ足は急加速し、後ろの人の顔面を蹴ります。スイムキャップ外側のゴーグルはアッという間に何処かへ消え去ります。慌ててしまい失速すると、下半身が沈み、後続のスピードがついてる選手が下半身から上半身に乗り上げ沈没させてしまい、同じ事が連鎖反応のように… 私の経験では、最大3人が上下に重なった事があります。当然イチバン下の選手は溺れてリタイヤ。。 スイムが不得意な方は、バトルが起こりそうな場所には近寄らず、少し時間は掛かっても遠回りしてください。頭を殴られてもゴーグルを蹴られても簡単に外れないようにスイムキャップ内側にしてください。
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因みに、宮古島トライアスロンのスイムは、この透明度。自分の泳ぐ身体が海底の白砂に映ります。他の日本国内ロングレースなんて出られません‼

【スイム編】
ワンピース「ウェットスーツを着る前にワセリンと内側に脱ぎやすいモノを」
ウェットスーツは、着るのもタイヘンですが脱ぐのがタ~イヘンっ! 叫び
内側はジャージ素材で、水が入らないように締め付けてますから、当たり前ですが、特に下半身は脱げないっ‼叫び
1時間も泳いだ後で水温が低いと手先が痺れて力が入らず、脱ぐのに5分以上格闘している人も多いです。誰かに脱がしてもらえば良いのでしょうが、着替えも立派な競技で時間カウントされ、周囲が助けることは禁止されています。「トランジッション」といって、スイム、自転車、ランニングに続く第4の競技と言われるほど。よって、私は内側に嫁に貰った伝線したストッキングを履いてます。叫び レーススタート直前のウェットスーツを着る際、落ち着いて見ると、ただのヘンタイですが、脱ぐ時には比較的楽で助かってます。
あと、首や脇などウェットスーツと擦れる身体の部分や低温水時に露出してる部分にワセリンを塗っておいてください。塗らずに1時間も泳いだら、皮膚の弱い首や脇はミミズ腫れか擦り傷に。その後、首後ろ部分などは自転車とランニングの10時間弱直射日光に晒され、汗や海水の塩分で塩焼きに。触れないくらい痛いですよ。
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続きは、次のブログで。

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