人工透析の診療科の多くは、日中だけに対応していて夜間の勤務がありません。
さらには、カレンダー通りの休日もあります。
透析を担当する看護師は、規則的で安定した勤務形態であることが大きなメリットとなります。
さらに透析療法指導看護師などの資格を取得すれば、採用の面でも収入についても有利になる可能性はあります。
前提となる条件も比較的良く、夜勤手当や透析の実務経験がないとしても、透析を担当する看護師の年収は400万円程度を期待することができます。
1回の透析には、4時間から5時間程度がかかります。
それを週に3回ほどは続けなければならないため、患者さんの精神的にも疲労が重なります。
そこで透析看護師は、いろいろなクレームを受けることもあるのです。
さまざまな専用の装置も使用されますから、担当する看護師も機器の操作について覚えなければなりません。
勤務形態、収入といったメリットはある一方で、コミュニケーションや実務的なスキルの難しさも考える必要があります。