漆戸「GMさん、経理担当の香山さんから大事なお話があるそうです」
GM「お、ようやく大口の契約を取ってきてくれたのかな? 最近は安いスポンサーばかりだったからなあ」
漆戸「金額の大小に関わらず、スポンサー様はスポンサー様、皆ありがたいものですよ。それでは香山さんをお呼びしますね」
香山「お久しぶりです。突然ですが、GMさんに衝撃的なことを話さなくてはいけません」
GM「何だい? もはや多少のことでは驚かないから、何でも受け入れるから言ってくれたまえ」
香山「では単刀直入に。チームの運営が詰みました」
GM「は?」
香山「お金がありません。もう無理です」
GM「ワタシ アナタノ イッテルコト ワカリマセーン」
香山「現在の日付は9月15日。残りゲーム数は13試合。そして私たちの手持ちのお金は17億7972万円。これがどういう意味か分かりますか?」
GM「17億円がリアル世界の俺のお金ならいいのになあ」
香山「現実逃避しないで下さい。来年の1月、つまり4ヶ月後には20億円の借金の支払いをしなくてはいけません。来月から先の収入はなし。しかも月々1億円を給料として払わなくてはいけません」
GM「Oh...」
香山「残念です」
GM「なんでこんなことになってしまったんだ……」
香山「理由はいくつかありますが、球団人気が上がらなかったのが原因ですね」
GM「人気なら広告宣伝を欠かさずやってたぞ」
香山「広告宣伝では地方人気が上がり集客力も上がりますが、球団人気の伸びは分かりにくいです。球団人気を上げるにはファンサービスをやるのが手っ取り早いです」
GM「ファンサービス? あまりやってこなかったなあ」
香山「その結果が、2年目のシーズンも終わろうとしているのに球団人気210(F)という低値なんですよ。球団人気は、観客動員数に直結します。特に人口の少ない県で始めた場合、早い時期からファンサービスを行わないといけません。この時に有用なのは浜風 夏・秋の姉妹。この2人は能力が低いので高度な行動を行ったり大きな成果を上げたりすることはできませんが、成功率だけは凄まじく高いため、ファンサービスの『試合観戦招待』は90%の確率で成功します。だから毎週この姉妹に行わせると球団人気は毎週10くらいずつ上がっていきますよ」
GM「夏秋姉妹は権利契約とかコーチスカウトにしか行かしてなかったなあ」
香山「もちろんそういったことも成功率が高くなるので彼女らは力を発揮しますが、能力が低いために大口の顧客と契約を結べません。そのため、私のような元々経済力の高い秘書を失敗してもいいので権利契約の営業に周し、成長させるた方が後々のためにはいいですよ」
GM「むぅ、奥が深いな」
香山「ま、もう破産寸前のGMさんには何の関係もありませんけどね」
GM「そんなぁ~……」
夢
の
終
わ
り