~帰ろうか帰ろうよ
茜色に染まる道を~
今日も講習を受けるペーター。そんなペーターの前にあらゆる動きを完ぺきにこなす眼帯のモルカー、シェータが現れる。
そのクールでカッコいい雰囲気に憧れるペーター。何とか仲良くなろうとするも、シェールはペーターを相手にしない。
ペーターはシェールと遊ぼうとボールを用意するが、転んだ際にボールが窓の近くに行ってしまう。
そこには子供を連れた家族がいた。それを見たシェールは珍しく動揺して…。
<今日の一枚>
相変わらず教官の不味そうな飯に興味がないモルカーの皆様。
<ポイント>
〇物語
・新米モルカーペーターが出会った一匹のモルカーの悲しみと再生。
・優しくなれる感動回。
・過去を乗り越えて、未来へ。
〇隻眼のモルカー
今回の主役、隻眼のモルカー、シェール。
第二話で成績表が出てきた時、一番得点を取っていた謎のモルカーが遂に登場。耳が長いのと左目が無いことからタイムモルカー素体かとも思いましたが。
基本社交的で駄目な所が愛おしいモルカー達の中で成績は良いけど孤独を好む孤高のイケメンモルカー。人間の声帯あったら大塚明夫ボイスで喋りそう。
完璧なクラックや信号待ちをこなすシェール。そんな完璧なシェールに憧れの眼差しを向けるペーター。
モルカー、基本種族レベルで仲良しこよしなのですが、シェールはハードルの所にいるペーターを「どけ」とやるなど中々厳しい性格。でもそういうちゃんとしてる所もペーターにとっては憧れの対象なんだろうな。
夕焼けの教習所、一人佇むシェールと遊ぼうとするペーター。
何でモルカーが夕陽に佇むのが似合うんだよ。
ボールが窓の所に行ってしまい、そこにいた家族連れを見て激しく動揺するシェール。
身を乗り出してペーターの上に落下してしまう程の動揺。そして、涙…。
…今回のモルカー、緩さが無いぞ…全体的に真面目だ…。←
かつてシェールはある家族と一緒に過ごしていた。
白背景…ウルトラシリーズでたまに精神世界で話す時にあるやつ…。
しかしボール遊びの最中、シェールは恐らく崖から落下。
傷だらけになり、片眼を失いながらも戻って来たシェールの前にその家族はいなくなっていた。
それ以来シェールは孤独を愛するように…。
…重いわ。朝7時、子供向け番組でやる重さではないわ。少なくともこの後「ペッパピッグ」や「パジャマスク」楽しみにしている世代の子供達は置いて行かれるわ。
そんな哀しみを知り、傍にいてあげる道を選ぶペーター。良い子だ…ペーター、純粋で良い子だ…。
やはりモルカーは癒し…。
そんなペーターのお陰でシェールも少しずつ元気を取り戻してきた。それはそれとして教官の不味そうな飯はもう誰も食べませんw。
そんな中、ペーターと遊んでいたら再びあの家族と再会したシェール。
「家族」へのトラウマから一瞬しり込みするも、勇気を取り戻して家族の元へ。
家族を失い、誰も信じられなくなったシェールにペーターがもう一度「誰かを信じる心」を取り戻させてくれたのかもしれませんね。
そしてシェールはその家族の元へ。モルカーの譲渡ってあんな感じで行われるんだ。
モルカー教習所、「学校」というよりは「職業訓練校」の類なのかもしれませんね。他モルカーの職業体験したり海底トンネル行ったのもその一環なのかも。
飼い主は車やモルモットを買うというより、モルカーや飼い主の希望、適性によって最終的にマッチングされるみたいな感じで。
一人の友人の再出発を見届け、再び仲間達との日々に戻るペーター。
必要以上にウェットにしない、爽やかで、カラッとした素敵なお話でした…。
~手を繋いで帰ろうか
世界に一つだけ my sweet home
何時も何時の日も
ありがとう~
〇今週のイニミニマニモ
・ペッパピッグ
何でも屋とオトナな友達の話。
何だよあのステルス機能付き音楽再生機w。何でステルス機能付いてんだよw。もうその装置が気になって仕方ないよw。
オトナぶりたい子供達…まあまあ橘ありす。
謎の山のお話。
「謎の山」って何だよ。ざっくり過ぎるわw。
ナイトニンジャ、ボスがブラックすぎる。
まさかこの話が前後編だったとはなぁw。
<一言>
第一期が「モルモットが車になっている世界で起こるドタバタ珍騒動」とするなら、第二期は「モルカーのいる世界の人々とモルカーの物語」なのかもしれませんね。