・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カード会社がビジネスモデルを転換、提携見直し&廃止相次ぐ
クレジットカード会社のビジネスモデルが、大きな転換期を迎えている。
各社とも、多数の顧客や会員を擁するさまざまな業種の企業と
提携して会員数を拡大してきたが、ここにきて提携見直しや
廃止が相次いでいるのだ。
クレジットカード会社のビジネスモデルが、大きな転換期を迎えている。
各社とも、多数の顧客や会員を擁するさまざまな業種の企業と提携して
会員数を拡大してきたが、ここにきて提携見直しや廃止が
相次いでいるのだ。
会員数(=カード発行枚数)がいたずらに増えても実際の利用率は
低いままで、手数料収入よりも会員維持のコスト負担のほうが
重くなる状態なのだという。
クレジットカード準大手のソニーファイナンスは2009年11月、
16ある提携カードのうち、ヨドバシカメラGOLDPOINTカードを除く
15カードを今春までに廃止すると発表した。
廃止対象となる大手ファッションビルの提携カードを持っていた
女性会社員は次のように言う。
「年会費は無料で、提携先のわずか月数百円の会費が自動引き落とし
できるので入会していましたが、それ以外に使ったことはありません。
私のような“非優良会員”にまで明細書を毎月発行したりシステムを
維持していたら赤字になるのも無理はないですね」
JCBもここ5年で、約500あった提携カードを300程度まで削減。
三菱UFJニコスも同じ傾向という。
『クレジットカードまるごと活用術』の著者でジャーナリストの
岩田昭男氏はこう語る。
「カード会社は提携先に1枚あたり500~1000円程度のキックバックを
支払って会員を獲得してきましたが、
その最大の原資はキャッシングの利息です。
しかし、改正貸金業法の施行により利息が10%近く下がったため、
利用頻度が少ない提携カード会員のコストまで負担できなくなった。
そもそもカード業界は、2007年度の3億枚をピークに飽和状態が続き、
不況もあって1枚あたりの利用額は激減しています。
手数料収入は大きく目減りしているのです」
さらに最近は、どのカードもポイント制を導入し、
利用者は公共料金支払いや買い物などを1枚のカードに集約する
傾向が顕著だ。
そのため、「ユーザーが予備用に“降格”させたカードからは、
コストに見合うだけの収入を得られない」(岩田氏)という。
一方、提携先の中にはカード会社から手数料を得るため、
強引に加入者を増やすところもある。
「東京都内のある人気私立幼稚園は、指定のカードで月謝を
引き落とすことが入園条件でした。
そのカードは大手教育企業の提携カードで、
入会すると学習参考書などの資料が送られてきます。
それを購入すると、さらに幼稚園側に手数料が入るという仕組み。
提携相手も収入確保に必死ですよ」(関係者)
顧客が最も混乱するケースは、Suica(JR東日本)など
電子マネーとの提携解除だ。
2010年1月、みずほ銀行のクレジットカードがSuicaとの提携を
廃止した際には、多くの会員が新たにSuicaの入手を余儀なくされた。
財布に何枚も入っているクレジットカード、本当に使えるのは
どれか確かめておこう。
ZAKZAK より
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さてそんな中変わった提携カードが発行されます。
ジャックスとAIGスター生命との提携で
なんとクレジットカード業界初の医療保険付帯の提携カード
が発行されます。
・提携カードに付帯する医療保険は、国内外、渡航中などを問わず、
また、傷害を原因とする入院だけでなく、疾病を原因とする入院にも
日帰りから保障する。
・従来のクレジットカードに付帯されている限定的な保障
(旅行先、事故を原因とする等)と比べ、所定の入院をした場合に
入院給付金をお支払いすることで、提携カード会員様の
生計の安定を図ることが可能。
・この医療保険には、AIGスター生命の提携先である
ティーペック株式会社の「専門医の手配・紹介サービス」、
「電話による健康相談サービス」および「メンタルヘルスサポートサービス」
が付帯されており、提携カード会員様はこれらのサービスもあわせて
利用することができる。
変わった試みで良いとは思いますが、
こうなると取得を予想されるのが健康に不安を感じてる
年配の方々が多いのではないでしょうか^^;