2019 9/16
9/14、ギネス世界記録への挑戦が神戸で行われました。
午前11時、日本各地から続々とマトリョミンオーナーのみなさんが会場入り。
私の相棒も。(これを忘れてくるというヘマをしないかが、怖かった)
ロシアから、テルミン博士の娘さん、お孫さん、曽孫さんもやってこられました。(みなさんテルミン奏者)
2018年の12月の録音撮影でお世話になったキプロス出身の作曲家で映像作家のマリオスさんとも再会。
(この日は彼の作ったマトリョミン合奏のための新作の撮影もありました)
マリオス「お土産持ってきたから、ちょっと待ってて!」
マリオスさんがお土産をくださいました。
世界中を飛び回って映像作品を作る側、積極的に作曲活動や演奏活動をこなすマリオスさん。
本当に偉大な人物なんですが、誰にでも分け隔てなく、気さくで愛情深い芸術家。
あまりに気さくすぎて、私もついついタメ口感覚で...
私「マリオス、新曲、むずかしすぎるよ」
マリオス(困り顔の後笑顔で)「マトリョシカの顔のペイントから着想を得たよ。GEISHA(前回の作品)よりいいでしょ?」
マリオス、曲はどっちも本当に素晴らしい。私がとやかく意見するレベルじゃない.....。
私が取り組むにはレベルが高すぎるって話なんだよ(T . T)
いつでもにこにこ笑顔を絶やさないマリオスさん。その才能と人柄、本当に心から尊敬しています。
お互い笑顔で「ギネスを達成しようね!」と誓い合った。
マトリョミンをこの世に送り出した竹内先生がロシアに渡って、テルミンの演奏方法を学ばれたのが26年前。
今回のチャレンジに際して、先生が記されたメッセージです。
「26年前の1993年、ロシアに渡り、テルミンの演奏方法を習いました。
前例や成功例もなく、全てが手探りでした。
例えるならば海図のない航海のようで、いったいどこに辿り着くのか、
それはいつなのか、見当もつきませんでした。
今日のような達成がいずれもたらされることを、26年前の私に教えてあげたいです。
たった一人で始めましたが、今では喜びも苦しみも分かち合える友がいます。
人生を意味あるものにしてくれたテルミン、そして発明してくださったテルミン博士に心から御礼申し上げたいです」
300人近い奏者のみなさんが、それぞれのマトリョミンを抱え、会場に入場。
カウントを取るギネス認定員の方々の目が、心なしか笑っているように見えました。
サウンドチェックをして、準備を整え、いざギネスチャレンジ!
4声パートでベートーヴェンの「歓喜の歌」が会場に響き渡っているはず
(実際は皆、必死で自分の音を拾ってコントロールすることに集中しており全体の響きは聴こえていません。)
私もこんなに沢山のマトリョミンの音色の中で演奏したことは初めて。
でも、今までで一番集中し、落ち着いた演奏が出来ました。
演奏が終わり、認定員の方々の審議が始まります。
これが思いの外、長い!
かなり待たされた後、認定員の代表の方が舞台に上がり
認定の条件を再度読み上げ、ためにためた後、
「Congratulations!!」
会場は歓喜の拍手とマトリョミンのピョンピョンという電子音に包まれました。
記録とは無縁の人生を送ってきた私です、
大人数での合奏に興味はありましたし、参加することで記録達成の助力になればと思っていましたが、
正直自分自身がギネス記録そのものに強い執着心があったわけではありませんでした。
それでも、「世界記録に認定されました!」というアナウンスを聞いた時、
自分の中に高揚感が湧き上がってくるのが分かりました。
「大勢の人たちとだから達成できた」という実感がありました。
そのあと、舞台に上がった竹内先生を見たとき、胸が熱くなるのが分かりました。
先生「今日、一番心配だったことは、台風や天候のことでした。今朝、晴れ渡る空を見た時、
ああ、天は味方してくださったと(声を詰まらせる先生。涙を拭う)そう思いました。
ただ人数が多いだけではない、内容ある素晴らしい合奏ができたこと、そのことが本当に嬉しいです。
天国におられるテルミン博士に喜んでいただけたのでは、と思います。
次のチャレンジは100年後、皆さんどうか頑張って長生きしてくださいね!」
会場が涙と笑いに包まれました。
スピーチを聴きながら、私は、つい先日よしのりさんに教えてもらった「フィールド オブ ドリームス」のラストのセリフ
を自然に思い出していました。
Heaven is where dreams come true
テルミンを愛し人生をかけて情熱を注いでこられた先生がたどり着いた場所。
そこはテルミン博士がおられる場所と誰よりも強く近く繋がっている。
過去と未来が交差する瞬間
ロシアで生まれ、日本で育まれたインタフェースで奏でた「歓喜の歌」
天国に響き渡るにふさわしい選曲でした!
テルミンファミリー(娘、孫、曽孫)のサインが入ったマトリョーシカ。
家宝にします。
ギネスの後は、マリオスさんの新曲の撮影がみっちり2時間。これまた素晴らしい、こだわりの仕事っぷり。
こちらも完成が楽しみです。
妹から、「もうニュースでやってるで〜」とメールがきていました。
翌日にはロシアでもニュースになったそうです。
テルミン発明100年、心からお祝い申し上げます。
おまけ
マリオスさんが特集されている記事に、去年参加させてもらった「sound of kyoto」のことが取り上げられているらしく、
開いてみたものの、、
これはいったい何語なんですかね?よしのり先生。
私がピアノのリハーサルをしている(←本番じゃない)動画も上がっています。
なぜ?なぜこのシーン?
謎だらけの記事ですが、もし読める方がいらしたら、是非翻訳を笑
とりあえずマリオスがすごいってことは字数でなんとなく分かります。




