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彼を亡くした悲しみを抱いたまま僕は葬儀の後バイトを続けていました。

彼が死んでしまったことがずっと気になって、悲しくてバイト中も涙を浮かべていました。

そして・・・

彼の死から10日後の2月14日、

僕にとって生と死をまざまざと感じさせる出来事は突然に起こりました。

12時少し前だったと思います。

バイト中の僕はいつものようにコースをバイクで回っていました。

そしてあるT字路に差し掛かった時・・・

左前方から車が直進してくるのが視界に入りました。

一時停止しなくちゃとブレーキをかけるも残雪が凍りついた日陰の道で

僕は停止することが出来ず車に突っ込んだのでした。

ツッコミ瞬間の時間はまるでコマ送りのように鮮明に僕の脳裏に焼き付いています。

気がついた時には僕は路上で転倒し、バイクの下敷きになっていました。

あ、転んだだけか・・・

そう思ったものの立ち上がることは出来ませんでした。

足が折れているのかなと軽く思ったものの、救急車で病院に運ばれてみると、

左膝の関節を粉砕骨折していました。

そこから僕の中での葛藤が始まります。

同じように転倒事故を起こしたのに彼は死んでしまった。

僕は助かっている。この境界の超えられない壁をまざまざと感じさせられたのです。

病院のベットでひたすら泣きました。

なぜ、僕を連れて行ってくれなかったのかと。

なぜ、僕だけ現世に置き去りにして彼は行ってしまったのかと。

この疑問は未だに僕の中で解決していません。