東方追撃録 小説版

東方追撃録 小説版

YouTubeで公開中の東方追撃録の小説版を気分で書いていきます。内容は動画とほぼ同じになります。
解説なども入れるので動画よりもストーリーを理解しやすいと思います。

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ここはレッドビューカウンティー。

一見するとどこにでもある普通の街だ。

スーパーマーケット、ガソリンスタンド、

コンビニや屋台、とても賑やかで平和な街だ。





あの事件が起きるまでは




とある晴れの日。博麗霊夢と霧雨魔理沙は

自室であるニュースに釘付けになっていた。


霊「最近物騒ねぇ」

魔「お前はベテランの主婦か。にしても最近何か活発だな。悪い意味で」


この頃、レッドビューカウンティーではストリー

トレーサーと警察の戦いが勢いを増してきてい

た。そして誰が撮ったかは不明だがそのカーチェ

イスの様子が頻繁に動画サイトにupされており、

社会問題となっていたのだ。

霊「せっかく免許取ったんだから、クルマ買って

乗りたいとは思うけどこんな状態じゃ危ないわね

ぇ。」

?「おーい!霊夢と魔理沙はいるかー?」


突如玄関の方から声がかかった。

しかし見ると、二人の良く知る人物だった。

正確には、河童だから人では無いが…

?「よう、何見てんだ?二人して。」

霊「あら、にとりじゃない。ちょっとこの街の

カーチェイス関係の動画を見てたのよ。」


突如現れた彼女の名前は"河城にとり"

このレッドビューカウンティーでメカニックを

やっている。ちなみに愛車はライトブルーの

アヴェンタドール。自身でチューンし、

パワーは800psは出ているらしい。

魔「で、にとりは何しに来たんだ?」

に「あ、そうそう。今日は君達をスカウトしに

きたのさ。」

霊・魔「スカウト?」

に「そうさ。最近道路が物騒だろ?だから

その調査をするのに人手が足りないんで

君らの力を貸して欲しい。」

魔「と言うとクルマ関係か?」

に「ビンゴ。二人には実際にストリートレースに

参加してもらったり、警察側に潜入してもらった

りしてもらいたい。」

霊「はぁ?なんでそんなの私たちが…」

に「参加してくれればそれなりの報酬は払わせて

貰うよ」

霊「早速案内しなさい!今すぐ!hurry up!!」

魔(単純な奴…)

に「じゃあ決まりだ。魔理沙も来るよな?」

魔「ああ、霊夢が行くなら私も行くぜ」

に「よっしゃ。じゃあついて来てくれ」


そう言うとそそくさと玄関に向かった。

そして玄関のドアを開けると、レーシング

バイナルを纏ったポルシェ918が佇んでいた。


魔「お、おい…どうしたんだよこれ…」

に「これは客のクルマだ。なかなかイカしてる

だろ?」

霊「せ、狭いわね…」

に「2シーターだから我慢してくれ。これ以外に

出せる車が無かったんだ。」

魔「こいつは一体どんなチューニングをしたん

だ?」

に「このポルシェ918は競技用のスペシャル

チューンを施してある。と言ってもメインは

足回りだ。ポルシェのエンジンは素性がいい

からな。」

霊「ここのレーサーは皆こんな高級車を乗り

回してるのね。羨ましいわ金持ちは」

魔「お前は金のことしか頭にないのか…

まあ、それに関しては同感だ。」

に「そろそろ私のガレージに着くぞ。二人とも

おったまげるぞ~」


そう言いながらクルマから降り、おもむろに

ガレージのシャッターを上げた。


そこに二台の新車が姿を表した。


霊「これってまさか…」

に「これがお前達のクルマだ。作戦を遂行する上

で絶対に必要になるだろうから、勝手ながら

用意させてもらった」

魔「すげえな。大変だったろ?」

に「こう見えても結構稼いでるんだ。

これからこれらはお前達のクルマだ。

遠慮なく使うといい。」


霊夢に与えられたのはフェラーリF12ベルリネッ

タ。このV12エンジンからは700馬力を軽く超える

パワーを持っている。にとりチューンだ。


一方魔理沙に与えられたのはランボルギーニ

アヴェンタドールLP720-4アニヴェルサリオ。

スペックはにとりのアヴェンタドールとほぼ

同じだ。

魔「すげえ。マジですげえよ。夢みたいだぜ。」

霊「これだけ貰えれば十分だわ。喜んで協力

させてもらうわね。」



ニューマシンに興奮している二人の脇で、

ガレージについている無線端末のcall音が響いた



?『こちら識別番号Aya-1009。現在何者かに追尾

されている模様。至急武装解除を求む。どう

ぞ。』

に「了解。兵装の使用を許可する。無理するな

よ」




to be continue…