集中して仕事していたが、とある事で、思考が停止する。感情が乱れると、それを上手くコントロール出来ずに、仕事が手につかなくなるのが僕の欠点だ。

憤りの感情の断片、それを一番抑え込むのに苦労する。

そんな訳で、嫁に愚痴る。そして映画を1本見て、気持ちを変えるしかないかないと思って、古い映画を観た。クソッ、気持ちが変わらない。



話は変わって、昨日、突然降り出し雨の中、自転車で走っているとき、思った。

映画『息もできない』は良かったよなァと。

父を恨んでいる主人公が、父に対して情け容赦ない暴力をふるう。でもある日、その父が手首を切って自殺未遂を図ったとき、主人公が必死に助けようと父親を背負って病院に走る。ここで泣けた。


人には表と裏の感情があり、それがひっくり返るときがドラマなのは当然だが、その振り幅が振り切っているのだ。『ベティブルー』にせよ、僕は振り切った物語が好きだな――そんなことをぼんやりと考えていると、フッとアイデアが浮かんできた。

まあ、とりあえず、気持ちを切り替えて、寝よう。