今年の本屋大賞とマンガ大賞のノミネート作品が出揃った。


2010本屋大賞 ノミネート作品】



1Q84』 村上春樹 (新潮社)

『神様のカルテ』 夏川草介 (小学館)

『神去なあなあ日常』 三浦しをん (徳間書店)

『植物図鑑』 有川浩 (角川書店)

『新参者』 東野圭吾 (講談社)

『天地明察』 冲方丁 (角川書店)

『猫を抱いて象と泳ぐ』 小川洋子 (文藝春秋)

『船に乗れ!』 藤谷治 (ジャイブ)

『ヘヴン』 川上未映子 (講談社)

『横道世之介』 吉田修一 (毎日新聞社)


【マンガ大賞 2010 ノミネート作品】



『アイアムアヒーロー』花沢健吾

『アオイホノオ』島本和彦

『宇宙兄弟』小山宙哉

『娚の一生』西炯子

『海月姫』東村アキコ

『高校球児 ザワさん』三島衛里子

『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ

『バクマン。』大場つぐみ・小畑健

『虫と歌 市川春子作品集』市川春子

『モテキ』久保ミツロウ


この作品群を見ていて、やばいと思った。

かつて話題の小説・漫画は一通り読んでいるという時期があった。「何か企画が欲しいときは、浜田くんに聞けばいい」と制作会社の人に嬉しいことを言われたこともある。そしてよく企画書も書いた。

もともと小説も漫画も好きというのがあったが、あらゆるものを読んでいたのは、企画立案のために仕事としてやっていた部分が大きい。

だがすっかり企画書を書かなくなったためか、このノミネート作品、読んでいない作品の方が多い。やっぱり、これはやばい。


映画はそれなりに見ているけど……。創作者の在り方としては如何なものかと思う。自分の中の引き出しを作るためにも、優れた物語は読むべきだ。

とりあえず、仕事だと思って読んでいくことにします。