僕の実家は香川県だが、その後、京都→大阪→熊本→東京と移り住んできた。
感化され易い僕の喋り方には、いろんな方言がミックスされている。
とにかく、どの場所に移り住んでも、いつも同じ感想を持つことがある。
それは……
『うどんが美味しくない』ということ。
讃岐うどんが当たり前だと思って生きてきた者にとって、他県のうどんはちょっと食べられない。
讃岐うどんと看板を出していても、まともなものを食べたことがない。
それでも繁盛している東京の讃岐うどん店をみるたびに、僕はうどん屋になろうかという衝動に駆られる。
無性に本当の讃岐うどんが食いたい。